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2011年度保険料9.57%に上昇

(2010年9月16日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

協会けんぽ試算

 中小企業の従業員や家族3500万人が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)は15日、2011年度の保険料率(労使折半)について、現在の全国平均9.34%から9.57%に上がる、との試算を示した。

 景気低迷で加入者の給与が落ち込んでおり、連動して保険料収入が減少してしまうため。保険料率引き上げの時期は11年4月とする方向で、平均的なケース(年収380万円)では、事業主、加入者ともそれぞれ1人当たり年間約4300円の負担増になる。

 試算は、同日開かれた協会の運営委員会に示した。保険料率は都道府県ごとで医療費などに応じて異なり、現在は9.26〜9.42%に分布。11年度は9.46〜9.67%と、地域差が広がる見通し。