鳩山由紀夫前首相が25日、視察のため京都市を訪れた。同志社大(上京区)で講演したほか、京都国際マンガミュージアム(中京区)を見学した。
同志社大では、学生約120人を前に地域主権をテーマに講演。学生との質疑応答で「仕事で一番楽しかったのはいつか」と問われ、「自民党を離党した時。束縛から解放され、政権交代より喜びが大きかった」と明かし、会場の笑いを誘う場面もあった。
ミュージアムでは、時代ごとに並ぶ漫画を手に笑顔を見せ、「懐かしいなあ」と声を上げていた。視察後は記者団に対し「日本の漫画は世界を席巻している。大変楽しませていただいた」と話していた。【熊谷豪】
毎日新聞 2010年9月26日 地方版