夏競馬ブログ

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2010年6月

06月28日 楽しい週末

日曜日は、女優・タレントしてご活躍中の六車奈々さんと
ウインズ新横浜での「宝塚記念予想ライブトーク」に行ってまいりました!  

 

1_5 会場は150インチの大型モニターをぐるりと囲って、1階から地下1階に拡がる「ひな壇式」のシート席でレースを楽しむことができる映像ホールです。  

 

 

 

 

 

 

2_2お客様と一緒に宝塚記念のパドックを見ながらトークショーを開始。  

ブエナビスタの気品溢れる姿にため息が漏れ、ロジユニヴァースの引き締まった馬体に歓声が上がり…
まるで、コンサートホールのような雰囲気。    

本馬場入場を終えて、いよいよレースへ。
ファンファーレと一緒に手拍子が始まりました。会場全体が一体になって盛り上がっていきます。
ナカヤマフェスタがゲート入りを嫌がる場面もありましたが、全馬がゲートイン。  

 

さあ、レースが始まりました。

好位につけたブエナビスタが直線で抜け出した瞬間は、歓声がひと際大きくなりました。

そこに!
外から勢い良く追い込んできたのが、ナカヤマフェスタです。
並ぶ間もなく、ブエナビスタを交わすと、1着でゴールイン。
悲願のGI初制覇となった瞬間、会場でも大きな拍手が起こりました。

大本命のブエナビスタが負けたこともあり、騒然とした雰囲気になってもおかしくないのに…?      

実は私、トークショーの中で、○(ブエナビスタ)―▲(ナカヤマフェスタ)と
▲(単穴)評価ではありましたが、ナカヤマフェスタを推奨していたんです。
お客様からは「辻さん、おめでとう!」「ありがとう!」という祝福の言葉を頂きました。
六車さんが会場のみなさんに聞いたところ、多くのお客様が的中されていたようでした。
みなさん、おめでとうございました!

肝心の私はというと、
本命のロジユニヴァースから馬券を買っていたので…。

3それでも、ファンのみなさんのおかげで楽しくトークショーを行うことができました。ありがとうございます。
また、共演した六車奈々さんには宝塚記念後、ヘコんだ私をフォローしていただき、大変感謝しています。 

 

たとえ馬券が外れても、みんなで競馬を見れば、楽しい!!    

 

 

  

競馬って本当にいいものですね。

06月28日 行きはよいよい、帰りは……

前回予告した通り、日曜日は「高速千円隊」を結成して宝塚記念への日帰りツアーを敢行してきました。

ちなみに集合時刻は朝の5時45分(新宿駅西口スバルビル前)。そこから、首都高→東名→伊勢湾岸道→東名阪→新名神→名神→中国道というルートをひた走って阪急・逆瀬川駅の駐車場に車をとめ、競馬場へは電車で移動。

昨日の場合、阪神競馬場に着いたのは11時過ぎでした。意外に早いでしょ? 
ただし我々は道中ほぼノンストップ(途中で給油するのが唯一の休憩)で突っ走るので、運転に不慣れな方の場合はもう少し時間に余裕をみたほうがいいと思われます。

んで、今年初のライブ・新馬戦を観戦したり、ナカヤマフェスタの激走にひっくり返ったりしながら函館の最終レースまで競馬を楽しみ、帰途についたわけだが、千円高速隊のツアーは往々にして、「行きはよいよい、帰りは……」の展開になる。

復路の高速はどうしても渋滞するため、往路に比べると大幅に時間がかかってしまうんです。ちなみに昨日はいつもの新名神ルートと違って名神ルートを選択。

1_4 すると「一宮インターで渋滞10キロ」という表示が出ていたので、手前の岐阜羽島インターでいったん高速を降り、晩御飯を食べることにしたのだが、なんのアテもないまま岐阜の市街を放浪(私の車にはナビがついていない)ので、晩御飯を食べる店を見つけるまでにけっこうなロスタイムを要することになってしまった。  

東海ブランドをこよなく愛するライター、奥岡幹浩隊員が目ざとくみつけた「赤から鍋」(←名古屋名物らしい)の店はなかなかイケてたけどね。 

 

 

 

このように、競馬が終わった後、どこで何を食べるのかは、遠征競馬の大きな楽しみのひとつ。しかし昨日はロスタイムに加えて店で少しゆっくりしすぎたため、岐阜出発が22時という事態になってしまった。

さすがに渋滞は解消していたものの、東名高速は日曜の深夜でも交通量が多いので、あまりスピードは出せない。結局、3人の隊員たちをそれぞれの家まで送り届け、隊長兼ハンドルキーパーの私が船橋の自宅にたどり着いたのは、朝の4時過ぎでした。。。

年間の走行距離が2万キロを超えるヘビー・ドライバーで、「長時間、長距離の運転は全然平気」という特異体質の私も、今回ばかりはさすがに疲れたが、それでもやっぱり、競馬場で見る競馬は楽しい。
一晩寝た今はすっかり回復して「さて次はどこへ遠征しようか?」と思いを巡らせている。

だけどその前にまずは水曜日の帝王賞。砂の大一番も見逃せませんよ。 

06月28日 函館慕情/あじさいの塩ラーメン

宝塚記念を制したのは、8番人気の伏兵でした。
開けてびっくりナカヤマフェスタ、でした。  

1_2 父ステイゴールドに4つ目のGIタイトルと、
「宝塚記念連覇」という栄誉をプレゼントしたナカヤマフェスタ。

親父さんはなかなか勝ち切れない馬で、その勝ち切れないところが愛された馬だけど、
ナカヤマフェスタといい、ドリームジャーニーといい、
息子たちはちゃんと勝ち切るんですな。  

といっても、「個性派」という部分は、しっかり受け継いでいるような気がします。

  

 

それにしても、昨日の阪神競馬場は暑かった~。
競馬場に滞在したのは2時間ちょっとだったのに、しこたま汗をかきました。

北海道帰りということもあってか、関西の暑さに体が驚いている感じです。
もうしばらくすれば体が慣れるのですが。

小倉競馬場だって元気に闊歩できるのですが。
いまはまだ、あの涼しかった函館が恋しくて。

函館競馬場のフードコートで、「函館麺厨房あじさい」の塩ラーメンを食しました。
塩ラーメンは函館名物のひとつ。

2 函館市内のいろんなお店が、塩ラーメンをプッシュしています。
「あじさい」はそのなかでも、絶大な人気を誇るお店なんだそうです。

その土地の名物を、競馬場で食べられるのは嬉しいですよね。
ノーマルな「塩ラーメン」が650円で、背脂入りの「極塩ラーメン」が750円。
私はグランドオープン初日に「塩ラーメン」を、2日目に「極塩ラーメン」をいただきました。  

 

 

オークス「“ごく”しおラーメンください!」
店員さん「“きわみ”しおラーメン、ですね!」
ともかく、すごく美味しかったです。

背脂入りも、あっさりしていて絶品でした。
スープを綺麗に飲み干しても、一滴の汗も出なかったな~。 

 

06月25日 ドリームレース!!

 

0625_2 今週の日曜日には、 

上半期GI シリーズの
クライマックスを飾るドリームレース、
宝塚記念が阪神競馬場で行われます。

ファン投票で選ばれた、

人気者たちによる夢のレースnote 
皆さんが見てみたかった、

あの馬horseやこの馬horseの対決が……sign01
お見逃しなくsign03 

 

 

06月24日 美浦は今日も雨だった

 

水曜日の美浦トレセンは雨、雨、大雨。思えば、先週も雨。先々週もぐずついた天気でした。今年に入って、追い切りを行う水曜日になると、天気が悪い日が多いですね。

今週も雨が止んだと思いきや、突然、スコールのような大雨が降り始める。梅雨とはいえ、うんざりするような日が続きます。  

 

Photo_4 そんな中、宝塚記念に出走するジャガーメイルが最終調教を行いました。C.ウィリアムズ騎手を背にポリトラックコースに登場すると、今まで降っていた雨がピタッと止みました。いくら全天候型の調教コースといっても雨が降っていれば、馬場状態を気にしながら調教をしないといけません。 

しかし、雨が止んだことで思い通りの調整ができました。調教が終わった直後、また降り始めました。どうやら、“天運”を味方につけたようです。  

 

 

 

今まで勝ち運に恵まれなかったジャガーメイルですが、天皇賞(春)を勝ってから運気が好転。スターホースに不可欠な強運が身に付いてきましたね。
 

06月24日 高速千円隊

 

ひと呼んで、高速千円隊。またの名をオッサン4人のラブ・ワゴン──。土日祝日は大都市近郊区間を除き、高速道路が1回千円で乗り放題という景気刺激政策を活用して、関西圏(京都、阪神、中京)のレースを車で見に行くようになったのは昨年のことだ。 

 

基本的な参加メンバーは「隊長」を自認する不肖、私めをはじめ、競馬と音楽とハワイと奥さんをこよなく愛するライターの軍土門隼夫、野球はドラゴンズ、サッカーはグランパス、味噌は八丁と、東海ブランドをこよなく愛する三重県出身のライター奥岡幹浩、そして某競馬雑誌の道産子編集者T(匿名希望)。

一応は仕事仲間だけど、競馬友達で飲み友達でもある我々は、初めての遠征となった昨年の宝塚記念に味をしめ、以降、関西圏のGIレースに車での西下を繰り返してきた。やがて周囲から「高速千円隊」と名付けられ、さらには「ラブワゴンみたいだ」とまでいわれるようになって現在に至る。

メンバーの平均年齢は約40歳で、いうまでもなく全員男性。とんだ「ラブワゴン」もあったものだが、競馬の話、あるいは全然関係ないくーだらない話とかを車中で繰り広げながら、行って帰ってくるのは非常に楽しい。その日のレースの感想を喋りあっているうち、「ああ、そんな見方もあったのか」と気づくこともあるしね。 

 

ちなみにツアー料金は、ガソリン代やら駐車場代(競馬場周辺の道は混雑するので、京都なら隣りの八幡市駅、阪神は逆瀬川駅の駐車場に車を停め、競馬場へは電車で移動しています)やらを含め、一人あたり5~6千円。

つまり新幹線利用時の約4分の1で済むわけで、以前に私が愛用していた「青春ドリーム号」(夜行バス=片道5千円)と比べてもかなり安い。にしても交通費を節約して馬券購入費に充てるとは、我ながら見上げた心意気といえよう。  

 

2009_2 というわけで1周年を迎える今週も、我々は日帰りの弾丸ツアーを開催する予定。ドリーム「ジャーニー」が史上初(!)の宝塚記念連覇を達成するのか、やっぱりファンの夢を背負ったブエナビスタなのか、あるいは第3の馬が台頭するのか──。高松宮記念、春の天皇賞に続いて今年3回目、夏競馬では今年一発目となる遠征が楽しみだ。      

 

 

 

06月24日 西村太一騎手、函館で初勝利を挙げる!

 

通算○○勝。新記録。初勝利。などなど。
特別な意味を持つ勝利に立ち会えると、なんだか得した気分になります。
馬券の負けが吹き飛ぶことだってあります。
つい先日も、記念すべき勝利に心をほぐしてもらいました。

6月20日、函館競馬の最終レース。
ルーキーの西村太一騎手(和田正道厩舎所属)が、嬉しい初勝利を挙げました。
10番人気のワールドブルーに跨って、道中は2番手を進み、直線で逃げ馬を交わして1着。積極的な手綱さばきが光りました。 

 

Photo_2 「馬の力を出し切れるように騎乗しました。最後は後ろから来る馬に交わされないように必死でした」と言って、初々しい笑顔を浮かべた西村騎手。デビューから56戦目でつかんだ初勝利です。

「周りの方々に、『焦らないでいいよ』と言ってもらっていたので、自分でも『焦らないように』と言い聞かせていました。函館では、トップジョッキーの方々に質問して、いろんなことを教えていただいて、すごく勉強になっています。勝ったことを一番伝えたいのは、やっぱり家族ですね」

 競馬学校を卒業するときに、「模範賞」を受賞している西村騎手。
「模範賞」とは、「実技、学科ならびに修学姿勢・生活態度が特に優秀であった生徒に贈られる賞」なのだとか。
なるほど言葉の端々に、誠実で真面目な人柄がにじんでいました。今後の活躍を、楽しみにしています!

 

 

 

27日は、いよいよ宝塚記念ですね。
みなさんはどの馬に夢を託しますか?
私はドリームジャーニーに夢を託します。
ドリームジャーニーが連覇を果たしたら――。  

 

Photo_3 もう一度、函館競馬場に行きたいなあ。
函館牛乳のソフトクリーム(300円)を舐めながら、函館スプリントステークスに出走する(予定の)ラブミーチャンを応援したいなあ。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

06月21日 中山開幕!

 タイトルを見て「アレッ?」と思った方、別に間違えたわけじゃないですよ。今どき、PATに入っていない私はこの時期、家から5キロほどの場所にあるパークウインズの中山競馬場が夏の本拠地になる。というわけで先週末も自転車をキコキコ漕いで、開幕週(?)の中山に行って参りました。

 本場開催時に比べると、場外発売時の競馬場には、なんだかのどかな雰囲気が漂っている。特に夏場は東京の場外発売時と比べても、いっそうのんびりしているような。しかしレースになると一転してヒートアップ、あちこちから「差せっ!」とか「そのまま!」とか「あぁ~!」(←これは私の悲鳴)とかの声があがる。これこれ、これなのよ。

特定の銀行に口座を持っていれば、即日から利用可能という超便利なシステム(即PAT)が開発された今でも私がPATに入っていないのは、「雑踏で楽しむ競馬が好き」というのが理由のひとつ。ザワザワした中でレースを見ていると、自分の気持ちも盛り上がってくるからね。

 さて、一呼吸おきたくなった私は、気分転換も兼ねて場内を散策してみることにした。するとあちこちで早くも、秋の開催に向けた準備が始まっているのを発見。

1 ウイナーズサークルはお化粧直し中 

      

   

   

   

 

2 

 

向正面で見つけた巨大な砂山。ダートの砂を入れ替えるのでしょうか?

 

   

   

   

3 

    

 

改築中のパトロールタワー

 

   

 

 

 

 

 

 

この時期はもっぱら、自宅でテレビを見ながらPATで競馬を楽しむという方も多いのでしょうが、そうした方もときには、パークウインズへ足を運んでみることをお勧めしたい。なんといっても競馬場は広いし、普段の開催時には気づかない“表情”に気づくかもしれませんよ。

 とはいえ、ターフビジョンやモニターテレビを通じて他場のレースを見ているとウズウズしてくる。“夏の中山”も決して嫌いではないけれど、やっぱり競馬はライブ観戦が一番。というわけで今週は、この夏一発目の遠征を敢行する予定であります。

06月21日 函館パドック、ブラボー!

北の大地を放浪中の井上オークスです。
リニューアルオープンした函館競馬場に、2日連続で突撃してまいりました。
函館競馬場、ものすごい競馬場になってました!
豪華で美しくて品があって。楽しさや快適がぎっしり詰まっていて。
西原玲奈調教助手も、「外国の競馬場みたいになりましたね!」と言って、目を丸くしていました。

ずばり、「パドック派にはたまらん競馬場」ですわ。
歩いている馬を横からや後ろからだけではなく、下からも真上からも見られるようになっちゃうなんて!
素敵です。ブラボーです。

鼻息を荒げながら、開幕初日に組まれたメイクデビュー函館(芝1000m)を観戦しました。
生まれ変わった函館競馬場で、真っ先に勝ち名乗りを上げた新馬は、伊藤大士厩舎のルリニガナでした。

Photo_2

手綱を取った藤岡佑介騎手は、

「『新馬戦を勝てるように調整してきたよ』と言われていましたし、追い切りに乗ったときから『追って反応のいい馬だな』と思っていました。人気馬を見ながら2番手につけて、直線で伸びるというレース内容は、非常によかったと思います。センスがいいし、すごく乗りやすい馬ですよ。距離が延びても大丈夫でしょう。むしろ、もうちょっと距離があったほうがいいかもしれません」

と言って、爽やかにほほ笑みました。「絶賛」と言っても過言ではありません。

   

 

 

パドックでは1頭だけポツンと離れてしずしずと歩いていたけれど、藤岡騎手が跨った途端にシャキッとして、戦闘モードに切り替わったルリニガナ。
函館のパドックはブラボーだから、彼女の変化が手に取るように伝わってきました。

今年の新種牡馬・スニッツェルの産駒として、お父さんに日本初勝利をプレゼントしたのだから、孝行娘ですよね。
もしルリニガナが函館2歳ステークス(8月8日、芝1200m)に出てきたら、単勝を買っちゃうだろうなー。
単純だけど、デビュー勝ちを生で目撃した馬は、無条件で応援したくなります。
そういうのってないですか?

P.S.
6月17日に門別競馬場で行われた交流重賞・北海道スプリントカップ(ダート1200m)。勝ったのはミリオンディスク&蛯名正義騎手でした。
ガブリン&C.ウィリアムズ騎手が2着で、ラブミーチャン&五十嵐冬樹騎手は3着でした。

笠松の快速牝馬・ラブミーチャンはまだ3歳。
軽斤量(51kg)のアドバンテージがあったとはいえ、歴戦の古馬を相手に、逃げて粘って3着を確保したのだから、今後の夢が広がります。
ラブミーチャンの次走は、函館スプリントステークス(7月4日、芝1200m)の予定だそうです。
桜花賞トライアルを盛り上げたミーチャンが、再び「芝」に挑戦する――。
胸の高鳴りを抑え切れない今日この頃です。

06月18日 夏競馬、はじまりますっ!

Nishijimasan01_320明日から、いよいよ夏競馬がはじまりますね。
今年は、函館競馬場の新スタンドもグランドオープン!
ジメジメrainでイライラthinkな季節ですが、
カラッとさわやかな函館へひとっとび!!して
夏ケイバを楽しんでくださいねっっ。

 

 

 

 

 

06月18日 ディープ産駒はヤンチャ坊主?

今週から待ちに待った2歳馬のメイクデビューが始まります。もちろん、今年の注目の新種牡馬はなんといってもディープインパクト!!!現役時代、『馬』紙上では一度も本命を打たず、痛い目に合いましたが…(シンザンに本命を打たなかった大川慶次郎さんのように語り継がれていくでしょう)。穴党の私でも取り上げざるを得ません。

さて、美浦トレーニング・センターにもディープインパクト産駒が5頭入厩しています。調教を見ていると、姿形はもちろんのこと、性格がディープに良く似ています。個人的にディープインパクトにはヤンチャ坊主のイメージがあります。ダービーのパドックで尻っぱねしたり、菊花賞では1周目の直線でゴールと間違えたり、武豊騎手を困らせていました。わがままというか、自由奔放というか、「自己チュー」というか…。あれだけの末脚を使う訳ですから展開や相手は関係ありません。どうやって気分良く走らせるか、苦心していたと思います。

0617320水曜日、ディープインパクト産駒のヒラボクインパクト(国枝栄厩舎)がポリトラックコースで併せ馬を行いました。先行すると、気分良くスイスイと走り、まるで羽がついているかのような軽やかなフットワークを披露。その直後に、同じ国枝栄厩舎でディープ産駒のサイレントソニックも併せ馬を行いましたが、こちらは馬の後ろに入る形になりました。すると、頭を上げて嫌がる素振りを見せるなど、鞍上の蛯名正義騎手がなだめるのに苦労していましたが、直線で先頭に立つと、気分良さそうにグングン伸びていきました。どうやら、ディープ産駒は相手に合わせるのが大嫌い。マイペースで走った方が力を発揮できるようです。

 

 

今週の阪神競馬ではさっそくディープ産駒のシュプリームギフト(池江泰郎厩舎)が日曜日のメイクデビュー阪神(芝1600m)でデビューします。来週26日のメイクデビュー福島(芝1200m)ではサイレントソニック、27日のメイクデビュー福島(芝1800m)ではヒラボクインパクトが出走を予定しています。競馬場でディープ産駒を見るときは走り方だけではなく、「自己チュー」な性格にも注目してください。

06月18日 東京閉幕、そして・・・

C320春競馬の最終週にあたる先週は、当然のように東京競馬場へ出撃してきた。にしてもついこの前、春の東京開催が開幕したと思ったら、もう閉幕ですか。衝撃的な日本レコードが記録されたNHKマイルC、GI の1着同着という歴史的かつ貴重な瞬間を見ることができたオークスなどなど、今年も色々なトピックがあった春競馬ですが、過ぎてしまえばアッという間。競馬を見続けていると本当に、ときの流れが速く感じられますね。

 

 

 

 

 

それはともかく、競馬場にはお昼に着いて、午後イチのレースから戦闘開始。何かと物入りな夏競馬の開幕直前、「これがああしてこうなって……」と、私の“気合乗り”も十分である。

そして!

なんと!!

最終レースまで戦ってひとつも当たらず!!!

正確には京都のレースがひとつ当たったものの、東京のレースは空振り続き。春競馬の最終日に事実上の完封負けとは大変遺憾であるが、喫してしまったものは仕方がない。なのでマッカーサーよろしく「アイ・シャル・リターン」と呟いて競馬場を後にした私だが、よくよく考えてみたら次に東京競馬場へやってくるのは3か月以上も先、毎日王冠の週なんだった。

ならば江戸のカタキは夏競馬で──。“厄落としは済ませた”と気持ちを切り替え、いよいよ間近に迫った夏競馬の開幕を待つ私である。

06月17日 新潟2歳Sの覇者、ダートの3歳女王に輝く!

Photo_2昨夜は川崎競馬場に繰り出して、交流重賞の関東オークス(ダート2100m)を観戦した井上オークスです。
ダートの3歳女王に輝いたのは、安田隆行厩舎のシンメイフジでした。
好スタートを切って先行し、最後の直線半ばで抜け出して、そのまま押し切りました。

 

 

 

 

 

テン乗りで重賞制覇を果たした内田博幸騎手は、「体が柔らかい馬で、力むところもないので、距離は心配していませんでした。少し遊ぶ面があると聞いていたので、最後まで集中力を切らせないように心がけました。責任を果たすことができてよかったです」と言ってにっこり。
ダービージョッキー、絶好調ですね。

安田調教師は、「ダートの2100mを勝ったことは、すごく意義があることだと思います。今後の競走生活を占う上で、なんとしても勝ってほしかったレース。力があることを証明してくれて、本当に嬉しく思います」と言って安堵の表情を浮かべていました。
今後は芝のレースだけでなく、新潟のレパードステークス(8月22日、ダート1800m)などのダート戦も視野に入れつつ、ローテーションを組んでいくそうです。

初ダート&初ナイターを克服して、11着に終わった“芝のオークス”の悔しさを晴らしたシンメイフジ。
昨夏の新潟2歳ステークス以来となる、久々の勝ち星をつかんだ彼女。
もしかして、夏女?

 

さて。私はいま、羽田空港にいます。
次の目的地は北海道。
週末は生まれ変わった函館競馬場を探索しつつ、パドックに張り付いて、ピチピチの新馬たちを堪能してきます!

 

P.S.
今宵は門別競馬場で、交流重賞の北海道スプリントカップが行われます。
JRAからは、昨年のカペラステークスを制したミリオンディスクや、重賞4勝の夏男・ヴァンクルタテヤマらが参戦。
笠松の快速牝馬・ラブミーチャンも走ります!

06月13日 夏競馬の注目点といえば…

320_3こんにちは。今週から秋まで、夏競馬のブログを書かせてもらうことになりました。一応、「競馬ライター」などという大層な肩書きをつけていただいてますが、実態は競馬のライターもやっている四十半ばの馬券オヤジと考えていただければよろしいかと。この項でもそんな(どんな?)視点から、夏競馬にまつわるあれこれを書いていこうと思っています。どうぞよろしく。

 

 

 

 

さて、今年の夏競馬の注目点といえば、まずは函館競馬場の新装オープンですよね。函館、行きてえ。イカ、食いてえ。しかし函館を目指すにあたっては大きな問題点がひとつ。北海道への飛行機代って、どうしてあんなに高いのでしょうか?

それでも従来のイメージを覆す、快適かつゴージャスな新スタンドが完成したと聞けばやはり行かずばなるまい。なので夏競馬の開幕を迎えるにあたっての当面の抱負としては、「函館に行く。でも、旅費はできるだけ安くあげる」ということになる。ならばどうやって津軽海峡を越えるのか──については、また稿を改めてご報告します。

 

石田敏徳(競馬ライター)
『優駿』『週刊Gallop』『東京新聞』等で執筆。

06月13日 函館に行きたい

516_320待ちに待った函館競馬場の新スタンドがグランドオープンする。競馬専門紙時代、仕事で函館競馬場に出張したが、レーシングライターになった今はリゾート気分で遊びに行ける。
 
するめいかにほっけの刺身、そして塩ラーメン。食べたいモノが頭に浮かんでくる。ラッキーピエロでハンバーガーも食べたいな。おっと、函館名物の食べ物は競馬場でも食べることができるそうだ。競馬を遊びながら食も楽しめる。ますます函館に行きたくなったな。

 
 

 

辻三蔵(レーシングライター)
『優駿』『日本経済新聞』『JRAホームページ』等で執筆。

06月13日 夏の旅競馬

はじめまして。旅打ち競馬ライターの井上オークスと申します。
競馬にハマッて13年。旅打ちに精を出すようになって6年。
京都にある自宅アパートは、なかば空き家と化しています。
「旅と競馬」が、「カレーと福神漬」に勝るとも劣らぬほど親和性が高いせいです。

函館のイカ。福島のフルーツ。新潟の茶豆。小倉のお魚。札幌のススキノ――。
レースを堪能しながら、旬の味覚や旨いお酒を、たらふく味わいたい。
お腹をぐうぐう鳴らしつつ、懐具合と相談しながら、夏の旅程をこしらえる。
これもまた旅打ちの醍醐味というか、幸せなひとときでございます。

320_2ブログを通じて、読み手のみなさんと一緒に夏競馬を楽しめるといいな……と思っています。
ふつつか者ですが、よろしくお願いいたします。
今年の夏は、どこの競馬場を旅しますか?

 

 

 

 

 

 

井上オークス(ライター)
『優駿』『スポーツニッポン』等で執筆。

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