夏競馬ブログ

気鋭の競馬ライターと西島まどかさんが、「夏競馬」をブログでレポート!
競馬場からの新鮮情報や各地での楽しみなどをつづります。

09月 3日 さよなら夏競馬、こんにちは秋競馬

6月19日(土)から始まりました「2010JRAサマーステージ」も、
いよいよ、今週の日曜日までとなりました。

最後を飾るのは、新潟2歳ステークス(GIII)と小倉2歳ステークス(GIII)です。
夏のラストに、輝くニューヒーローhorse(それともニューヒロイン?)の登場が、
とーっても楽しみsign01

さて、夏の間、お届けしました「夏競馬ブログ」も、
本日の更新分で、もう最後となってしまいました。
3か月にわたって、お楽しみいただきまして、
ありがとうございました。

記録的な猛暑sunのため、北海道までもが暑かった今年。
北から南まで飛び回り、北から南までレースを堪能し、
名物料理noodleを食べ尽くし、大満喫の夏競馬でした。   

0903終わってしまうのは寂しいけれどweep
秋になれば、楽しみなGI レースがたくさんありますsign01

夏の想い出を胸に、秋も楽しみましょうねsign03
ではまた、どこかでheart01  

  

  

    

  

09月 2日 笑顔で締めたい夏競馬!

夏が終わる。夏競馬が終わる。
夏競馬ブログの更新も、今回が最終回。
そう思うとなんだか寂しくて、岩手の安宿でぼおっとしている。

なんて、感傷的になっている場合ではない。
夏競馬のフィナーレを飾る新潟2歳ステークス(5日、芝1600m)や小倉2歳ステークス(5日、芝1200m)を、予習しなくてはっ。
秋競馬の軍資金をゲットしなくてはっ。

と、自分を奮い立たせようと試みるも上手くいかず、蝉のぬけがらのような体勢でうずくまっている。
厳しい残暑と効きすぎるクーラーと、燃え尽き症候群と空っぽの財布が、旅ガラスに足かせをかけるのさ。
こんなときは「笑顔」に限る。

09026月、函館競馬場で、梅田智之厩舎の西原玲奈調教助手に出会いました。
中央競馬史上6人目の女性騎手として奮闘し、今年2月末に鞭を置いて、第2の人生を歩み始めた彼女。
引退式以来の再会でした。元気そうで嬉しかったな~。

  

  

  

  

  

  

  

  

2年の沈黙を破ってグランドオープンした函館競馬場は、西原調教助手が言うように、「外国の競馬場みたい」に生まれ変わっていました。
新設された「ダッグアウトパドック」や「はなみち」は素晴らしかった。
フードコートの「函館麺厨房あじさい」の塩ラーメン、美味かったな~。

0902_27月中旬、韓国・釜山のキョンナム競馬場に遠征しました。
旅の道連れは、高崎競馬で活躍していた元ジョッキーで、現在はリポーターとしてコラムニストとして、あちこちを飛び回っている赤見千尋さんでした。

赤見さんに気づかされたことが、たくさんあったんです。
たとえば、初めてキョンナム競馬場を訪れた赤見さんが、パドックで「なんで、どの馬もタテガミが短いの!?」と呟いたとき、私はハッとしました。  

  

   

    
私はキョンナム競馬場に何度も足を運んでいるというのに、ほとんどの馬がメジロライアンばりのモヒカン刈りなことに、ちっとも気づなかなかったんです。
見てるようで、見てなかったんだな・・・って、反省したっけな~。

普段はひとり旅ばかりなので、「途中で喧嘩したらどうしよう」なんて密かに心配してたけど、それはまったくの杞憂でした。というか、めちゃくちゃ楽しかった!
また赤見さんと一緒に旅をしたいな。
“CLUB KEIBA”もよろしいやん。
石田敏徳隊長ひきいる高速千円隊の旅も、楽しそうだもんな~(CLUB KEIBAとはちょっと違う気もするが)。
あんまり楽しそうだから、ライバルに吸収合併されたくなりました(金欠はエスカレートしていく一方だし)。
というわけで、いつか便乗させてください。免許持ってないけど。

0902_38月の頭に、高知競馬場で行われた「夜さ恋フェスティバル」。
夜さ恋ナイターの誕生1周年を盛り上げるべく、武豊騎手と石橋守騎手と岩田康誠騎手が、高知にやってきました。
復帰したばかりの武騎手の笑顔は、輝いていました。
馬券を外して悶絶する武騎手をかいま見て、なんともいえない親近感を覚えました。

  

  

  

   

私は武騎手の馬券を、あまり買わないのですが――。
武騎手が不在の間は、天才の存在感を、ひしひしと感じていました。
やっぱり、「武豊」がいたほうが、競馬は面白い。

0902_4夜さ恋フェスティバルの翌日は、名古屋競馬場で場立ち予想の仕事をしました。
その帰りに、ふと思い立って、オグリキャップの故郷・笠松競馬場に突撃してみました。  

   
笠松競馬場へ行くと必ず立ち寄るのが、「愛馬会」というグッズ売り場。
「愛馬会」を切り盛りしているのは、調教師の奥様方です。  

  

  

   
そこには「笠松競馬を盛り上げたい!」という熱い気持ちと、あたたかい笑顔があふれています。
馬券を外した傷心を、奥様方の笑顔に癒してもらいました。

笠松の快速牝馬・ラブミーチャンは、新冠の牧場で休養しているそうです。
しっかり英気を養って、秋競馬を盛り上げてね。

お盆は実家に引きこもっていました。
いやいや、こんなことでは旅打ちライターの名がすたると、札幌競馬場に飛びました。
だけど札幌も暑くて暑くて、へばってしまいました。
札幌記念も最終レースのインディアトロフィーも外してしまって、トボトボ歩いていると・・・。
検量室前で、素敵な笑顔に出会いました。

0902_5ホッカイドウ競馬の服部茂史騎手です。
インディアトロフィーでは3歳牝馬・マキノルーチェに跨って逃げを打ちました。
結果は8着だったけど、直線半ばまでは「逃げ切るか? 買っておけばヨカッタ~!」と、ホントにドキドキしましたわ。  

  
服部騎手いわく、「夢を見ました(笑)。今回は輸送で体重が減ってしまったので、慣れてくれれば中央でも結果が出せると思います!」とのこと。
マキノルーチェ、要チェックや~。  

  

  

  

   

服部騎手は、今年の道営リーディングのトップを走っています。
札幌開催は秋まで続きますから、遠征の機会があれば、狙ってみたいと思います。

このままいくと、スーパージョッキーズトライアル(SJT)の北海道代表は、服部騎手かな?
SJTとは、ワールドスーパージョッキーズシリーズの地方競馬代表騎手の座をめぐって、全国各地のリーディングジョッキーがしのぎを削る大一番です。

SJT第1ステージ は、10月4日(月) に盛岡競馬場で、 第2ステージは 10月14日(木) に門別競馬場で行われます。

0902_6札幌記念の翌日には、帯広競馬場で「JRAジョッキーDay」を堪能しました。
ベテランも若手も、みんな笑顔だったな~。
写真は、「安藤勝己・横山典弘賞」の直後に撮ったもの。  

リユタカラという馬でこのレースを制した大河原和雄騎手&服部義幸調教師と、満面の笑みを浮かべて握手を交わした横山騎手。   

  

  

   

    
横山騎手は、JRAリーディングのトップに立っています。
このまま首位を譲ることなく、初めてのJRAリーディングを獲得するのでしょうか。
最後に笑うのは誰だ。
どうする、どうなる秋競馬!

よし。笑顔パワーで元気百倍。
新潟2歳ステークス&小倉2歳ステークスをばっちり当てて、夏競馬をきっちり締めくくって、秋競馬に突入するぞ~。
そんなこんなで、夏競馬ブログのご愛読、本当にありがとうございました。
どこかの競馬場でお会いできる日を、楽しみにしています!

P.S.
実は、夏競馬ネタが、まだ残っているのであります。
このままお蔵入りさせるのは、もったいないよう。
てなわけで、http://www.keiba.or.jp/column/oaks/diary.cgiに、はみ出しネタをアップしていこうと思います。
よかったらアクセスしてみてくださいませ。

09月 2日 夏の終わりは秋の始まり

私が住んでいるアパートの隣にある公園では、夏の間毎朝、ラジオ体操が行われる。不規則な生活ゆえ、寝入りばなにラジオ体操が始まり、集まってきた子供たちの嬌声に起こされて眠れなくなる、なんてこともあるわけだが、昨日の朝はスタート時刻の6時半が近づいても、公園はひっそりと静まり返ったままだった。

(そうか、今日からもう9月なんだよな……)

布団の中でしみじみと、感慨に浸った私である。

気がつけば、公園で鳴くセミの声もめっきり小さくなったし、夜になれば鈴虫の鳴き声も聞こえてくるようになった。まだまだ暑く、寝苦しい夜が続くけれど、秋の足音は着々と近づいてきているのだ。

さて、パークウインズ中山で馬券を買っていた先週末、ふと思い立って6月21日付の本稿でご紹介した“秋の準備”のその後をチェックしてみた。

09021_2お化粧直しが完了したウイナーズサークル。  

  

   

  

  

  

  

   

    

09022_2向正面にあった巨大な砂山もいつの間にか姿を消してました。  

  

  

  

  

  

  

   

   

09023パトロールタワーの改築工事も完了!

 

  

  

  

  

  

    

   

09024そしていつも、トニー顧問と一緒に見ているお気に入りのエリア(オレンジ色の一般席が我々の定位置なのだ)から撮った4コーナー付近の写真がこちら。

芝の緑が鮮やかでした。2週間後にはもう、馬たちがここを走っていると考えるとなんだか不思議。

夏競馬はまだ2日間残っているものの、中山競馬場の準備はすでに万端。あとは開幕を待つばかりのようだ。  

   

  

   

で、競馬場からの帰り道、船橋法典駅に通じる細い道を自転車で走っていたら、今度はこんなものを発見。

09025中山競馬場の付近には梨園の直売所がいくつかあって、ここもそのうちのひとつ。秋の中山に行ったらお土産に梨を買って帰るんだ、という方も少なくないのでは。

ちなみにこうした直売所で売られている梨は、秋が深まるにつれてサイズが大きくなっていくこと、また、販売されている梨の品種も変わっていくことをご存知だろうか。  

  

  

  

「幸水」や「豊水」にかわって「新高」という品種が店頭に並ぶ頃には、秋の中山開催も閉幕が近づき、すなわちGⅠシリーズが幕を開ける。そして我々、高速千円隊は毎週のように、車での西下を繰り返すことになるのです。

というわけでこの夏競馬ブログも今回が最終回。3か月にわたってお付き合いいただき、ありがとうございました。しかし幕を下ろす前に、「現在の心境」を表現した写真をもう1枚。

09026函館に遠征したとき、大間の港から撮った夕陽。  

   

うう、なんだか淋しいぜ……。とはいえ、沈んだ夕陽はやがて朝陽となって昇るように、夏の終わりは秋の始まりでもある。国内はもちろん海外でも“楽しみなレース”が目白押しのこの秋は、例年にも増して色とりどりの夢が膨らみますね。 

   

   

  

09月 2日 スター誕生!

新潟2歳Sは昔で言えば、スター誕生! のオーディションみたいなものです。
芝1600mに変更された2002年以降、優勝馬のマイネルレコルト(2004年)、セイウンワンダー(2008年)が朝日杯フューチュリティSを制覇、エフティマイア(2007年)は翌年のクラシックで桜花賞、オークスともに2着しています。
暮れの2歳GI 戦線はもちろん、来年のクラシックを占う一戦としても注目されています。まさにスターの登竜門と言えるレースでしょう。

09021水曜日、スター候補を探そうと、ワクワクしながら美浦トレセンに向かったら霧でした。。。

競馬場やウインズで放映される調教映像を見て頂けたらわかりますが、霧が発生した開門直後、南馬場トラックコースで見えるのはほんの一瞬だけです。  

  

    

   

   

   
ポリトラックコースで追い切ったデラコリーナも霧の中から突然現れて、すぐに消えました。しかし、一瞬に見えた動きが素晴らしかった。手綱を抑えたまま、古馬のアルファトリリオンに楽々先着しました。先週の動きも良かったのですが、今週は更にいいですね。

09022デビュー戦(新潟芝1400m)はベテラン・中舘英二騎手をして「古馬みたいな競馬だった」と唸らせた快勝劇。スタートで出遅れましたが、二の脚の速さで中団につけると、直線では狭い内を割って抜け出しました。

鈴木康弘調教師は「出遅れた瞬間、ダメだと思ったが、良く伸びてくれた。結果的には中団で差す競馬ができたし、センスの良さを感じたね」とベタ褒めしています。

  

  

   

    
今回は1600mに延びますが、「お母さん(フロムアップランド:現役時代、鈴木康弘厩舎所属)は短距離で活躍したが、この馬は長い距離の方が良さそうだね。距離が延びても問題ないよ」と鈴木康弘調教師の口調からも自信が伺えます。確かに、霧の中で眩いばかりの輝きを放っていたシンデレラガールです。

私のヒロイン候補はデラコリーナですが、みなさんのスター候補はどの馬ですか。来年のダービー、オークスに出走する姿を思い描きながら探してみるのもいいでしょう。夏の終わりは来年のクラシックロードへのプロローグです。
日曜日、スター誕生! の瞬間に立ち会うために新潟競馬場に行くのもいいですね。
それではみなさん、今年最後の夏競馬を思いっ切り満喫しましょう!!

08月30日 札幌、帯広、夏男!

0830_3ワンカラット&藤岡佑介騎手が、札幌のキーンランドカップを快勝!
ワンカラットは、サマースプリントシリーズのトップに立ちました。
8月23日に帯広競馬場で行われた「第4回JRAジョッキーDay」におけるエキシビションレースで、見事に総合優勝を果たした藤岡騎手。
やっぱり“ばんえい”と連動してたんだ~。なんちゃって。
とにもかくにも、藤岡騎手は絶好調ですね。
ワンカラットで、函館スプリントステークスとキーンランドカップをゲット。
ダート短距離の上がり馬・サマーウインドに騎乗して、盛岡のクラスターカップを快勝。
しかも、サマージョッキーズシリーズの暫定トップに立っています。夏男、発見!  

  

  

  

    

サマージョッキーズシリーズの覇者には、11月27日に東京競馬場で行われるワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)への出場権が与えられます。
もし藤岡騎手が優勝すれば、WSJS初出場となりますね。

0830_4それにしても、「JRAジョッキーDay」の帯広は本当に盛り上がりました。
雨が降っていたにもかかわらず、たくさんのファンが競馬場に集い、馬券の売り上げは昨年よりも5割増となったのだそうです。
やっぱり、「武豊、ばんえい競馬初参戦」の効果は絶大でした。  

  

  

  

   

   

0830_5本当に楽しそうにソリに乗っていた武騎手。
ソリには本職のばんえいジョッキーが同乗するため、「乗ってるだけなんだろうな」と思っていたそうですが、実際に乗ってみると、「馬の背中に跨っているような感覚もあった」とのこと。
障害を越える際に、細い手綱を懸命にしごく姿は、完全にジョッキーでした。
「難しいけど、面白いですね!」と言って、笑顔を炸裂させた武騎手でした。  

  

  

  

ばんえいのジョッキーは、“ばん馬”が曳くソリの上に乗ります。
だけどパドックでは、“ばん馬”に跨って周回します。

数年前、映画『雪に願うこと』に出演したマルニシュウカンという“ばん馬”に跨らせていただいたことがあるのですが、「乗る」というよりも、「よじ登る」という感じでした。
なんてったって、“ばん馬”の体重は約1トンですからね。
顔は巨大だし足も太いし、まるで怪獣みたいです。
だけどぜんぜん怖くなくて、とても可愛らしいです。

0830_6四位洋文騎手は、「中高年の星」として注目を集めている13歳馬・ゴールデンバージとコンビを組みました(結果は7着)。
ゴールデンバージの首筋を優しく撫でる四位騎手の姿が、強く印象に残っています。
サラブレッドに対する接し方とおんなじだ~と思いました。

  

    

  

  

  

    

    

    

0830_7笑顔でレースを振り返りつつ、武幸四郎騎手のまさかの落ソリ→おいてけぼり→駆け足ゴールに話題騒然の図。
安藤勝己騎手もごきげんです。
ジョッキーも観客も、本当に素敵な笑顔を浮かべていました。  

  

  

  

  

  

夏の終わりの北海道遠征、楽しかったな~。
また北海道に行きたいな~。
札幌開催は10月3日(日)まで。
まだチャンスはあります。
札幌競馬場と併せて、帯広競馬場や門別競馬場や牧場めぐりを楽しむチャンスが・・・!

0830_8この夏、全国各地で天才の存在感を示した武豊騎手。
明日からフランスに旅立つんですね。
9月12日にロンシャン競馬場で行われるニエル賞。
ヴィクトワールピサ&武騎手の健闘を祈っています!

  

  

  

  

  

    

  

   

  

0830_9☆帯広グルメ☆

帯広名物の豚丼をいただきました。
「ぱんちょう」という豚丼の老舗にて。
金欠につき、「松竹梅」の「梅」を頼んだのですが・・・。
丼から豚がはみ出した「松」や「竹」にすればよかった~。
肉厚な豚肉とまろやかなタレのハーモニーが、絶妙&絶品です!  

  

   

08月30日 夏休みの反省

サマー2000シリーズが終幕し、夏競馬もいよいよ大詰め。いつもなら「は、や、く、中、山、が、は、じ、ま、ら、な、い、か、な」と指折り数えながら過ごす夏競馬だけど、今年は地球温暖化の影響か、アッという間に夏の終わりが近づいてきた気がする。え、地球温暖化は関係ない? そりゃ失礼しました~。

ともあれ、この夏競馬ブログもいよいよ次回が最終回。お名残惜しゅうございます。というわけで今回は「夏休みの反省」と題し、自分的夏競馬を振り返りつつ、反省点や心残りに思っていることを書き連ねてみます。では、どうぞ。

  

★尻屋崎の野生馬を見たかった
今年の夏競馬における自分的最大イベントといえばやはり、軍土門隼夫副隊長、奥岡幹浩隊員とともに敢行した1泊3日の函館弾丸ツアー。馬券の調子がよかったおかげもあり、全般的にはとても楽しい遠征だったのだが、そのなかで唯一ともいえる心残りが、尻屋崎の野生馬を見られなかった(経緯については7月29日付けの日記をご参照ください)ことだ。

0830_2見学時間内に尻屋崎へ立ち寄ってから函館に渡るためにはどうすればいいのか──。遠征から帰った後も、色々とプランを考えてみたのだが、大間ー函館のフェリーが1日に2便しか運航されていないことがネックとなり、どうしてもプラス1泊が必要になってしまうことが判明。そうなると往路か復路のどちらかは、「高速千円」が使えなくなってしまうんだよなあ。  

  

  

   

   

唯一の解決策は尻屋崎の到着時刻を早め、午前3時頃と設定するプラン。閉まっているゲートの入口に車を停め、野生馬がいるエリアには徒歩(推定1時間程度?)で向かえば、「高速千円隊による函館遠征」と「尻屋崎の野生馬見学」を両立させることができる。ただし野生馬はどこにいるか分からないので、てくてく1時間歩いた末に結局は空振りに終わる、なんてケースも十分に考えられるけど……。

  

★小倉にも行ってみたかった
東京ー大間の距離は約900キロで、東京ー小倉の距離は約1000キロ。ってことはつまり、函館遠征と同様の旅程で小倉にも遠征できる計算になる。実際、函館から帰国(?)した後は、「これなら小倉にも行けるな」と思ったし、それを見越して7月26日付けの日記では伏線(“函館をクリアしたことで今後の可能性も大きく広がった”という箇所)も張っておいたのである。しかし、なんだかんだと仕事が滞っているうちに月日が流れ、結局は断念せざるを得なかった次第。ううむ、残念。 

 

★井上オークス(呼び捨て御免)と直接対決したかった
高速千円隊を「ライバル」と認定してくれた旅打ち女王様。まあ、ユニットで活動している我々に対し、ピン芸人の女王様は様々な負担が大きくなるわけで、そう考えるとライバルを名乗るのはおこがましいですね。むしろ「従者」とか「しもべ」あたりが似合っている気がするけれど、それはともかく。どこかの競馬場で女王様と合流し、馬券対決とかをやってみれば面白かったかなあと思う。

というのも実は私、過去に『優駿』の誌上で女王様とチーム対決(『優駿』のバックナンバーをお持ちの方は、05年7月号の122、123頁をご覧ください)したことがあるのだ。そのときは女王様チームに「27万馬券」をぶち当てられて完敗。あの借りを返したかった……。

しかしなんといっても最大の心残りはこれ。

 

★デカい馬券を命中させたかった!
大きな馬券が当たったらこの稿で、写真つきで紹介してやろうと密かに企んでいた私。写真は的中馬券がいいか、それとも札束の写真にしようかとか、だけど他人の自慢話なんて読みたくないだろうし、放送コードに抵触しちゃうかも……などなど、色々と考えていたのだが、結局はとらぬ狸のなんとやら。函館遠征のときに10万馬券をクビ差で逃したのが“もっとも惜しい外れ”というショボさに終わったのでした。

それでも考えてみれば、夏競馬はまだ2日間残っている。「デカい馬券を命中させる」可能性もまだ残っているわけだ。仕事のスケジュールから、本拠地のパークウインズ中山で迎えることがすでに確定している最終週だが、せめてこの“夏休みの宿題”だけはクリアしたいと思う今日この頃である。

08月30日 決戦は月曜日から

「辻さん、やったね!」

夏競馬ブログを読んでいる友人から電話がかかってきた。何かやらかしたのかと心配になったが、話を聞いてみると、先週木曜日に夏競馬ブログで取り上げたトウショウシロッコ(10番人気)が新潟記念で2着にきたことだった。 

0830何でも、関屋記念で注目したレッツゴーキリシマ(6番人気)が勝って以来、注目していたとのこと。

先週月曜日に書いた「新潟記念を勝てば、サマー2000シリーズ優勝の可能性がある馬5頭」を馬単1着流しにして、トウショウシロッコを2着付けにしたそうです。結果的には小倉記念4着のナリタクリスタルが新潟記念を勝ち、トップとは9ポイント差の15位から逆転でサマー2000シリーズを優勝しました。  

  

   

友人は馬単16,230円を5点で当てている。トウショウシロッコの2着付けがこれまたプロ顔負けの買い方ですな。

「辻さんも大儲けでしょう」と言われましたが、何のことでしょうか…。
私は考え抜いた揚句、もう一頭取り上げたアルコセニョーラの方に本命に打っていたので。。。いやいや、読者のみなさんに喜んで頂ければ、それが一番の幸せです。

今週の新潟競馬場では、夏競馬のフィナーレを飾る新潟2歳Sが行われます。
好素質馬が揃い、特別登録馬を見るだけでワクワクします。友人に「今週も期待しているよ」とプレッシャーをかけられましたが、取り上げるのは、あくまでも私個人が気になった馬です。私の好みも入っているのであしからず。夏休みは終わりますが、嬉しいことに夏競馬はもう少し続きます。今年最後の新潟競馬は月曜日から楽しみましょう!

08月27日 8月最後の週末は、ぜひ競馬場で!

暑いsun暑い8月でしたが、もう残り少なくなってしまいました。
今週は、8月ラストウィークにふさわしく、
新潟・小倉・札幌とも、楽しいイベントの大盤振る舞いhappy01です。

あなたは、
じっくりレースhorse観戦?
または、新潟で「長岡カツ丼対決」?
それとも、小倉で「ゆるキャライベント」?

0827txtターフトピックスの取材karaokeでは、今週から美浦に戻ってきましたsign01
暑い美浦でしたが、朝イチの調教時のスタンドのにぎわいは、
秋に向けての盛り上がりを感じさせてくれましたよ~sign03  

  

  

  

  

 

08月26日 ばんえい参戦組の動向と、帯広スイーツめぐりの巻

0826帯広競馬場に突撃して、ばんえい競馬と「JRAジョッキーDay」を体感してきたオークスです。
この日の帯広は、あいにくの雨模様。
あわててカッパを調達したり、カメラが壊れかけて青くなったりと、バタバタのビチョビチョで。
なんでこんな日に、雨が降るんだよ~なんて、ベソをかいていたのですが――。 

  

  

 

    

エキシビションレースがはじまったとたんに、もろもろの泣き言が一気に吹き飛びました。
それはJRAジョッキーズが、めちゃめちゃ楽しそうに“ばん馬”と触れ合っていたから。
楽しい気持ちって、伝染するんですね。

0826_2「ソリに乗った武豊」は、なんとも味わい深かった!
武騎手は、「日本に現存するすべての競馬場で騎乗したジョッキー」になりました。
たぶんおそらく、「中央+地方の全場制覇」を達成したのは、武騎手だけなんじゃないかな?
今度の日曜日はスマートギアに乗って、新潟記念(29日、芝2000m)に参戦ですね。

   

  

  

   

   

08263_2「JRAジョッキーDay」の一番の立役者である藤田伸二騎手は、エキシビションの2戦目を逃げ切りました。
エキシビションで着用した勝負服は、「ローレルレーシング」のもの。
これはローレルゲレイロに跨って、キーンランドカップ(29日、芝1200m)を逃げ切るという暗示なのか!?  

  

  

   

    

    

0826_3いやいや、1戦目1着・2戦目4着で総合優勝を果たしたのは、藤岡佑介騎手なのだから。
藤岡騎手がワンカラットと共に、キーンランドカップを快勝するのかも!
1200mで覚醒したワンカラット。勝てばサマースプリントシリーズのトップに躍り出ます。

おっと、連覇を狙うビービーガルダン&安藤勝己騎手にも注意が必要だぞ。
ソリに乗ったアンカツさんは、少年のようにはしゃいでいました。
アンカツさんの笑い声が、雨の帯広競馬場にこだましていたんだぜ。

なんて、「ばんえい組」の動向に注目しつつ、残り少なくなってきた夏競馬を楽しみたいと思います。
夜行列車明けのため、今日のところはこのへんで・・・Zzz

    

    

     
0826_4 ☆おまけグルメ☆

帯広スイーツを堪能したい。ハシゴしたい!
てなわけで、まずはJR帯広駅・エスタ東館2階の「帯広観光コンベンション協会」にて、500円の「スイーツめぐり券」を購入しました。
そしてスイートポテトで有名な「クランベリー」の東1条店へ足を運び、「読谷ソフト」をペロリ。
紫芋の風味がまろやか&さわやかな逸品でありました。  

  

  

  

  

   

   

    

0826_5帯広における「六花亭」をウオッカに置き換えるなら、「柳月」はダイワスカーレット的存在であります(※オークスの独断と偏見です)。
そんな「柳月」の大通本店にて、「黒みつかりん」と「防風林」を入手。
さらに、帯広駅のエスタ西館にて、「たいやき工房」のたい焼きと、「十勝しんむら牧場」のミルクジャムワッフルと、「トラントランますや」のレトロメロンパンをゲット。  

  

  

  

たった500円で、こんなに食べられるとは・・・。
安くて美味しい帯広スイーツを、さらにお得に満喫しちゃいました。
すごいぜ帯広。おそるべし、「スイーツめぐり券」!

P.S.
ばんえい十勝オフィシャルホームページ(http://www.banei-keiba.or.jp/)に、エキシビションレースの模様がアップされています☆

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