2010-09-25 20:46:59 テーマ:外交・国際問題

国民が声を上げるべきとき

中国がますます大きな顔をするだろうことは、皆さんが指摘されるとおりである。

と言って、日本がいくら強気に出たからといって中国が下手に出るなどとは、期待しない方がいい。


相手の国は基本的に共産党一党独裁の国であり、強大な軍隊を擁していていつ如何なるときにその力を行使するかも分からない権力集中制の国家である。

13億とか14億とも言われる人口の内の1億人ぐらいはどうぞ他所へ行ってくれて結構だ、などと国家主席が嘯いたこともあると言われる超巨大国家である。

軍隊の動員など簡単にできるし、しかもチベット問題などに見られるように軍隊を使うことに躊躇がない。


とても、日本のような、もっぱら優男ばかりが政治の表舞台に出てくるような柔な国では今の中国に対抗できる筈がない。

軍隊経験を有しない指導者が国を統治しているのだから、日本が軍事力で中国に対抗しよう、などと考えるべきではない。


法の執行は、力が伴ってこそ実行できる。

日本国内では日本の法が通用しても、日本の力が及ばないようなところでいくら力んでも虚しいだけである。

日本にどれだけの力があるのかを、よくよく見極める必要がある。


よく国連の力を借りればいい、などと言う人がいるが、国連総会には大した意味はない。


国連の安全保障理事会が国連の力の根源だということを、どの程度の人が知っておられるのか。

しかも、国連の安全保障理事会が力を発揮するのは、常任理事国の5カ国が一致したときだけ。

中国は国連の安全保障理事会の常任理事国だが、日本は時々非常勤の理事国になるだけの存在。

国連は、第二次世界大戦の戦勝国連合、という性格を未だに持っているのだから、敗戦国の日本が国連で中国の上に行く、などということは考えられない。


日本の外交や安全保障の上である程度日本が力を発揮することが出来たのは、世界最強の軍事国家、経済大国のアメリカと同盟関係にあったからである。

そのアメリカが世界最強の軍事国家としての力を弱めつつある状況の中で、日本はアメリカと一時的にではあるにしろ距離を置く態度を取ったから、日米の同盟関係の基盤が随分と脆弱になってしまった。


今の状況では、どんなに日本が大きな声を上げても、中国がおいそれと引っ込むことは考え難い。


まずは、日本の足元を固める必要がある。

アメリカとの同盟関係の再構築と、日本国内における安定した政治基盤の確立が急がれるのだが、この二つとも目下のところはなかなか実現しそうにない難しい課題になっている。

こういうときは、中国と事を構えるのは、損だ、というのが、私の考えである。


軟弱だ、という批判も当然あるだろう。

今朝の新聞各紙は、一様に今回の中国漁船の船長の処分を保留して釈放したことに対して批判する論陣を張っていたが、私はどの程度本気でそのように主張されるのか、その本気度を知りたいと思っている。


既に皆さんから色々なコメントを頂戴しているが、さらに大勢の皆さんのご意見をお伺いしたい。

暫くの間、私のブログのコメント欄を即時公開の扱いにさせていただくので、どうぞよろしく。

コメント

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1 ■流石国会議員だった事だけはある!

いや、この素早い反応、流石です。
正直な所、これは非常にまずいと思っています。
昼間、首相官邸の回りをウロウロしていた刃物男が逮捕されたそうですが、これが支那人だったらお咎めなしなんでしょうか?
おそらくほとんどの人がそう思うと思います。
今回の件は日本の司法に対する信頼が地に落ちた瞬間だろうと思います。
私が弁護士なら、この件を最大限利用するでしょうねえ。
悪質な現行犯でも支那人はお咎めなしなんだよねぇ?と突っ込まれたら、ちょっと反論は難しいと思うけど。
先生が検事ならどう反論します?

2 ■強大っても

軍区制で相互に横の連絡を禁止していたりと軍隊に対しては権限が強大にならないように常に気をつけてる国ですけどね。
選挙制度がない国で三国志のお国柄なので軍人から英雄が出てしまう事に対する危機感があるんでしょう。実際、過去にも周辺と小規模な紛争こそありますけど大規模な衝突に発展する前に常に鎮火させてる。
今回にしても尖閣は中国領といいつつ尖閣の海域に入らないよう気をつけながら抗議したりと中国自体が対立が激化しないようにラインを引いて活動してるのは見ててわかる。
軍隊なんて戦力だけ比較しても意味ない、その国の体制や軍と政府の距離も見なきゃ。

個人的には今回の解決は日本中国で話し合った結果だと思いますけどね。尖閣問題は完全に国内法で処理した日本と船長取替えした中国でなあなあに終わらせておこうって事でしょう。

3 ■対中屈服論者の早川さんへ

>チベット問題などに見られるように軍隊を使うことに躊躇がない。

 別のスレッドでの質問に回答がありませんが、まずはそんな危険な外来生物を、人口の1%になんなんとする数まで増やして、日本の国防・防諜・治安を脅かした官庁の元高官としての弁明を、先ずはうかがいましょうか?

>日本が軍事力で中国に対抗しよう、などと考えるべきではない。

 日米同盟など諸条件を無視して、なぜ、1対1で戦争して中国に勝てないので降伏:という二者択一なのでしょう?「抑止」という概念はないのですか?。

 日本からは先制攻撃せず、尖閣と東シナ海中間線から東側で従来通り淡々と法執行し、日米同盟により中国の暴発を抑止しつつ、中国による軍事的示威、恫喝を世界に晒せばでよいのでは?

 最悪の場合は日本が核の焦土になるかも知れません。ですが、それを恐れて中国に領土と国権を切り売りするなら、核保有国であるロシアへの北方領土返還要求も、北朝鮮からの拉致被害者奪還運動も止めるべきです。

>日本の力が及ばないようなところでいくら力んでも虚しい

 尖閣は「日本の力が及ばないようなところ」になったんですか?現場で日本を守っている海保の方が、不良外人を野放しにした官庁の元高官がブログで無駄な努力呼ばわりしていることを知ったら、どう思うでしょうか?

>よく国連の力を借りればいい、などと

 このブログで、尖閣問題で国連に頼る選択肢を挙げていたのは早川さんだけでしたよね?

>中国がおいそれと引っ込むことは考え難い。

 相手が退かないから屈服って、世界史では常時戦争をしているわけでもないが、平和でもないまま対峙していた隣国なんて、いくらでも例があります。

 「幸運の女神は前髪しか掴ませない」と言います。できるかできないかも分からない「国内の体制固め」と「日米同盟修復」を待ってから国権を回復しようと思っても、その頃には尖閣どころか那覇に五星紅旗が翻ってますよ。

 早川さんは、ヤクザと揉め事を抱えた依頼者トに「相手はどーせ引っ込まないから、黙って言いなりになりなさい。後で頑張ればいいでしょ?」と助言するのですか?
 私だったら、着手料を含めて払った金を全部取り返して、別の法律事務所へ行きます。

4 ■頑張れ、日本!

前原外相がどこまで信頼できるかわかりませんが、日本は経済においても外交においても次の準備をしないといけないと思います。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100923-00000053-mai-int

<核軍縮>日豪共催で核軍縮初会合=核廃絶の先導役目指す・10カ国外相会合「リスクの低い世界」創出で一致-NY(毎日新聞)

5 ■無題

自分は民主党を今までも、そしてこれからも全く支持出来ませんし投票もしてこなかった立場ですが、民主党への政権交代は良かったなと思います。

逆説的ですが、黒船ならぬ赤船の号砲で、流石に「日中友好」などと言う物が絵空事だと多くの人が気付くきっかけになったのですから、

この1年間の出鱈目な政権運営に加えて、
統治能力の無さ、責任所在の曖昧さ、様々な能力の無さを見せていただいたとどめにこれが出てきたのではないでしょうか。
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post.html#more

小沢独裁を批判していた人物、
仙石〔総理・官房・外務・法務・検事〕担当大臣が、「私は知らない」と惚ける様に、どっちもどっちと思いました。

6 ■無題

今大国間で戦争が起き無いのは核確証破壊理論が働いている為ですが、
非常に乱暴な言い方をしますと、あの中国と言う国は核戦争が出来る唯一の
国だと思っています。核戦争で2億人死んでも、未だ12億人も残っていますので。
人口が多いと言う事は怖い事です。

7 ■無題

中国の強硬的な態度が軍事力に裏打ちされたものであるならば、日本も軍事力を強化するべきというのは難しいのでしょうか?

一応、長島政務次官が武器輸出の緩和を提唱するなど、徐々に改善が見られるようですし。

それとも、やはり左派的な民主党がそういった方向性で舵を切る可能性はやはり低いのですかね。

8 ■妥協は危険

今回妥協した事で尖閣諸島はこれから危機にさらされることになるでしょう。


確かに日本は攻めの軍事力がない。しかしだからこそ日米安保がある。それにつけても中国の13億の人口と軍事力は手強いものでしょう。


しかしそれらを勘案しても決して妥協すべきではなかった。今回の動きは中国が新政権及び民主党を試していたと考えられます。自民党よりリベラルな民主党ならどういった動きをするのか。管政権ならどういった動きをするのか。


そういった中で今回の事で妥協してしまった事は90年代の日中関係に戻ってしまいました。日本は押せば引くということです。 90年代日本はさんざん中国に歴史問題等で叩かれました。思えば尖閣諸島を中国領土だという法律を通したのも90年代でした。 日本は完全になめられてました。


それを完全に壊したのが小泉政権でした。あれだけ中国が止めろといっても靖国参拝を止めない、断固とした姿勢で望みました。そして中国は日本が押しても駄目なんだなとようやく気がつきました。そして安部政権での戦略的互恵関係へとつながりました。日中関係は新しい時代へと移りました。



しかし今回の事で台無しになってしまいました。要するに90年代の日中関係に逆戻り。証拠に船長を解放した後中国は賠償と謝罪を要求しました。

ここまで来るともうもとの日中関係に戻るのは難しいでしょう。また小泉首相の様な強力なリーダーを待つしかありません。それは10年以上かかるでしょう。 この間中国は強烈な態度で日本に迫ってくるはずです。日本の主権は脅かされ続けるのです。


よって私は今回の民主党の外交的判断と司法の判断を断罪したい。また自らの昨年の投票が明白な誤りであったと確信し猛省したい。

9 ■無題

早川さんのご意見は十分理解できますが、
しかし、それにしても拙すぎです。
この混乱を利用して小沢待望論まででてくる
始末です...
検察が泥をかぶったといいますが、政府も
けじめをつけるべき。大臣や役職を降りる人が必要です。それがけじめでしょう。
なんでもありでいいわけはありません。

10 ■妥協は危険

今回の事で尖閣諸島は今後ますます危機にさらされていくでしょう。


確かに日本は攻める軍事力がありません。しかしだからこそ日米安保があるのです。それをもってしても中国の13億の民と軍事力は脅威と感じます。


そういった事を考慮しても今回の事は妥協すべきではありませんでした。なぜなら今回の件で中国は民主党及び管政権を試していたと考えられるからです。 自民党よりリベラルな民主党ならこういった時どう動くか。管政権ならどう動くか。

結果としては民主党政権は妥協の道を選んだしまいました。


こういった動きは90年代の日中関係に逆戻りしたことを示しています。 当時は歴史問題等で日本はさんざん叩かれました。 また尖閣諸島が中国の領土であるとの法律が通されたのも90年代初頭でした。日本は押せば引くと考えられていたのです。その結果通常考えられない事を中国は主張し続けるのです。それは日本の主権を脅かすのに充分でした。


しかしそれをぶっ壊したのが小泉政権でした。小泉首相は中国がどれだけ止めろといっても靖国参拝を止めませんでした。そして中国は日本を押しても動かない国になったのだとようやく気づき始めたのです。その結果が安部政権での戦略的互恵関係へと結びつきました。日中関係は新しい時代へと入っていったのです。


しかし今回の決定で日中関係は90年代の関係へと逆戻りしてしまいました。その証拠に日本が船長を解放した後にも中国は賠償と謝罪を要求してきました。穏便解決など夢だったのです。 あらゆる事が押せば通るとの中国の確信を持たせてしまったのです。 これは日本にとって危険なことです。


この関係を元に戻すにはまた膨大な時間を必要とするでしょう。小泉首相の様な強力なリーダーが現れるのを待つしかありません。しかしそれには10年以上かかるでしょう。
その間日本の主権は脅かされ続けるのです。

以上のことより私は民主党の外交的判断と司法の判断を断罪したい。
また自らの昨年の投票が誤りだったと確信し猛省したい。

11 ■意味が分かりませんが

「日本国内では日本の法が通用しても、日本の力が及ばないようなところでいくら力んでも虚しいだけである。」

早川さんのコメントに上記の通りありますが、つまり
・日本国内=日本の法が通用する
・日本の力が及ばないようなところ=尖閣=日本国外=尖閣は中国の領土ないしは紛争地域

そう早川さんはお考えの上で、書かれていますか?

 揚げ足取りではなく、尖閣をそもそも論として固有の領土と考えるか、中国の主張通り領土紛争地域と考えるかによってこの問題への対応は大きく違ってくるわけで。

「軍隊経験を有しない指導者が国を統治しているのだから、日本が軍事力で中国に対抗しよう、などと考えるべきではない。」

 早川さんは元制服組の首相が日本で可能だと思いますか?
 そもそも「軍事力で中国に対抗しよう」のと自衛権の行使はどのように違うあるいは同じとお考えか。
 自衛権の行使を軍事力で「対抗する」というのは拡大解釈でしょう。

「日本の足元を固める必要がある」とコメントされつつ2行下では「難しい」と。で「こう言うとき中国と事を構えるのは損だ」といいます。
 日露戦争前のように当分臥薪嘗胆で、侵略行為を認めよ、ということでしょうか。
 そもそも臥薪嘗胆は(故事も日露戦争前も)軍事反撃が前提なのですが、早川さんの軍事力で対抗すべきでない、というのと矛盾しているでしょう。

 その他事実確認をしていただきたい点。
・中共は党が円滑に軍部を掌握していると本気で考えていますか?

・軟弱以前に、国家の3要素のうちの2つである領土、国民を蹂躙されて声も出せないのならその政府の存在価値は?フジタの職員は非合法集団のテロリストに拉致されたわけではないのですよ。
 なぜ政治家は大きな声を出せない?

・中国は異例の高いレベルの声明を、あるいは大使を深夜に呼ぶなど、わかりやすいサインを拘留期限延長前に出していたわけですよ。
 でも(その結果もたらすことの重大性に気づいたか気づかないかは別として)徹底抗戦に踏み切ったのは民主党の政治家でしょう?
 政治家のレベル。今回も検察(役人)に責任転嫁ですか?政治主導は?

12 ■またまた日露戦争前の状況を思い出した

国民が政府を腰抜けと非難して、新聞が煽る。

あの時、ロシアがヨーロッパ戦線の方に手を取られて、対日戦線を放棄したような状態で勝てたけれども。

その時の気分でいきり立つのもいいけれど、強硬策に出たところで、状況の変化で急に軟弱になって世論がハシゴを外すようでは話にならない。

国民自身がどれほどの覚悟を持っているのか興味深い。
民主政権に何を期待しているのかについても。

まあ、言わんこっちゃないって感想ですけど。

13 ■無題

一昨日からの早川さんのエントリー内容を見た印象ですが、お話の前提として『こちらが引けば相手も引いてくれる』『こちらが譲歩すれば友好に向かう』という発想が根本に在る様に見受けられます。
が、その根本が間違いだと思います。

今回の場合、『こちらが引かなければ相手も引かない』というのは正しいと思いますが、逆は真ならずということです。

引くにしても、それを有効に機能させるためには手順とタイミングというものが有ります。今回の釈放は、いかにも人質戦術が有効に働いた様に見える最悪のタイミングで行われました。
こんな時期(国慶節の直前)に交渉しようとしたところで、一方的にカードを投げ捨てるだけの結果になることは、予想がついていた筈です。
やるならば、10/8以降で、交換条件を明確にし、メディアの前で名言させてからでしょう。それまでは、海外メディアに向けて日本の主張を『予備知識の無い外国人にも分かる文言で』首相ないし外務大臣が説明し続けるべきだったと思います。
産業界からは多少の泣きが入るでしょうが、そこまでの腹が括れて居ないのであれば、谷垣氏の言うとおり、『事を荒立てない対応』の方がまだマシだったと思います。

今回の様な対応は中国を増長させ、友好とは逆の結果をもたらすことになるでしょう。日本企業も中国からの撤退を加速せざるを得ません。(それはもしかしたら長期的には、『良いきっかけを得た』と言える出来事になるのかもしれません。人間万事塞翁が馬です。)

但し、今後中国とは一定の距離をとりつつも、災害時の復興支援などは積極的に協力していくべきと思います。世論戦の一環として。

14 ■無題

>軍隊経験を有しない指導者が国を統治しているのだから、日本が軍事力で中国に対抗しよう、などと考えるべきではない。

重要なのは、軍隊の質と規模、そしてそれらを総合的に理解している専門家のアドバイスを受けられるシステムがあるかどうかではないですか?
アメリカのオバマ大統領に軍隊経験はあるのでしょうか。
訳の分からない理屈を述べられると、何が何でも日本の軍事力増強を阻止しようとしているのではないかと誤解してしまいます。

15 ■移民1000万人受け入れを 自民議連提言

しかし、自民党は移民1000万人を日本で受け入れるべきと主張しています。

1000万人もの人間が余っている国と言えば、お隣中国しかない。
東京都1200万人に匹敵する中国人が、将来に移民してくるわけです。
日本在住の中国人何百万人が抗議行動を起こす将来も考えておかないと。

「移民1000万人受け入れを 自民議連提言」

自民党有志の「外国人材交流推進議員連盟」(会長・中川秀直元幹事長)は12日の総会で、人口減少問題を解決するため、50年間で「総人口の10%程度」(約1000万人)の移民受け入れを目指すことなどを盛り込んだ提言をまとめた。

自民党は13日、国家戦略本部に「日本型移民国家への道プロジェクトチーム」(木村義雄座長)を設置し、提言をたたき台に党内論議をスタートさせる。

 提言は、50年後の日本の人口が9000万人を下回るとの推計を挙げ「危機を救う治療法は海外からの移民以外にない。移民の受け入れで日本の活性化を図る移民立国への転換が必要だ」と断じ、人口の10%を移民が占める移民国家への転換を求めている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080612/stt0806121949006-n1.htm

http://ameblo.jp/no-saibanin/entry-10219216115.html

16 ■中国の第三世代(江沢民)以降の指導者も文民

 世界で軍人上がりが元首をやっている国なんて数えるほど。「指導者が軍人でないから、圧力を受けたら降伏しろ」なんて言い出したら、世界はすべてリビアの領土にならないといけなくなる(カダフィはクーデターをやった軍人上がり)。

 必要なのは、安全保障と軍事について適切な知識と、国策の手段として軍隊を使う意思。逆に昭和陸海軍の秀才参謀みたいに、戦略や「情報」「兵站」という軍事の基礎すら理解できていない「軍人」もいる。
 湾岸戦争などでも言われたことですが、文民出身指導者の方が軍部より開戦にノリノリなことも往々にしてあります。

 日本では軍事を語ること=軍国主義みたいな誤った「空気」があり、指導者「層」全体に安全保障の見識がないのは確か。だが、その典型である早川氏が偉そうな口を叩く立場にはないし、そんな理由で大国から圧力を受けるたびに降伏するなら、一番マシなアメリカの準州になったほうがいい。

#14 チョンさん「
>訳の分からない理屈を述べられると、何が何でも日本の軍事力増強を阻止しようとしているのではないかと誤解してしまいます。

 早川氏のブログを2年以上ウオッチしていますが、体面に異常に拘るので、お手つきした自覚があっても持論を素直に修正できず、木に竹を接ぐような自己正当化を図っているうちに、訳の分からない議論になるというパターンが多いと見受けられます。

 あとは戦犯議論や在日議論で垣間見えた嫌米・親東亜志向から、日米安保に頼るより中国に土下座することを半ば無意識的に選好しているのかも知れません。

17 ■Re:移民1000万人受け入れを 自民議連提言

>ラーズグリーズ@裁判員制度をぶっ壊せ!さん

移民政策を推奨しているのは、自民党議員だけではなく民主党議員の中にもいます。
大量の移民を受け入れる事に警鐘を鳴らす活動のコピペに以下の情報も使ってください。


1000万人移民受け入れ構想
日本を「憧れの国」にしたい。
~民主党若手の共同提案~

http://www.matsui21.com/media/03/08_10voice.htm

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