ウクライナのコレスニコフ副首相に日本代表ユニホームをプレゼントする大仁副会長=東京・本郷のJFAハウスで
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日本代表が来年中にウクライナ遠征を行う可能性が急浮上した。日本サッカー協会の大仁邦弥副会長(65)は24日、表敬訪問のため、東京・本郷のJFAハウスを訪れたウクライナのコレスニコフ副首相(47)に対し、「来年、ぜひわれわれのチームとウクライナ代表との強化試合をお願いしたい」とマッチメークを電撃オファーした。同副首相も「大変光栄。では(首都)キエフかドネツク、または東京で」と快諾した。
同副首相は、かつては一昨季のUEFA杯を制した強豪シャフタル・ドネツク(ウクライナ)副社長、現在はウクライナがポーランドと共催する2012年欧州選手権(ユーロ)の準備委員会委員長を務めるなどウクライナサッカーとのかかわりが深い。この日は02年W杯を韓国と共催した日本協会に共催のノウハウを聞くため訪問していた。
対戦を申し入れた大仁副会長は「欧州選手権予選がある欧州のチームとはなかなか試合が組めないが、開催国なら予選がなくチャンス。原技術委員長もそう言っていた」と現実的なオファーだとしている。日本代表は7月に南米選手権(アルゼンチン)、9月からW杯アジア予選が始まるため、対戦は3月下旬か6月上旬の国際Aマッチ期間となりそうだ。 (上條憲也)
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