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中国、日本に謝罪と賠償要求 船長は帰国、対立長期化も2010年9月25日 
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 【北京、福州共同】中国外務省は25日未明、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で起きた中国漁船衝突事件で、日本が公務執行妨害容疑でセン其雄船長(41)を逮捕、拘置したことなどにあらためて「強烈な抗議」を表明、謝罪と賠償を要求する声明を発表した。那覇地検が処分保留で釈放した船長は同日未明、中国政府のチャーター機で福建省福州市の空港に到着した。
 日本側は船長の釈放、帰国を受け、中国による閣僚級以上の対日交流停止やレアアース(希土類)輸出制限の解除、河北省石家荘市で拘束された日本人4人の釈放などを早期に実施するよう働き掛けていく方針。しかし、中国が謝罪と賠償を要求したことで、対抗措置の解除は遅れ、日中間の対立が長期化する可能性も出てきた。
 菅直人首相は米東部時間24日午後(日本時間25日午前)、訪問先のニューヨークで記者会見し、船長を釈放したのは検察当局の総合的判断との認識を表明。日中両国が冷静に努力していくことが必要と強調した。
 一方、中国外務省は25日未明の声明で、あらためて「処分保留を含むいかなる日本側の司法措置も不法で無効」と指摘した。
 セン船長は25日午前4時(同5時)ごろ福州市の空港に到着。家族や地元政府関係者らの出迎えを受けた。
(共同通信)


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