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【プロ野球】ソフトバンクきょうにもV 杉内、ダルに投げ勝って決める2010年9月25日 紙面から 25日の日本ハム戦に先発するソフトバンクの杉内俊哉投手(29)が、初の優勝投手を狙う。マジック「2」で迎えた今季最終登板試合は、デーゲームの西武が敗れ、ソフトバンクが勝てば7年ぶりの優勝が決まる大一番。報道陣の質問に「優勝投手? そんなにプレッシャーをかけないでよ」とかわしながら「そういう試合になれば頑張るよ。何が何でも勝てばいい」と意気込んだ。 杉内は2003年、優勝が決まったロッテ戦に先発しながら、4回途中で降板し、優勝投手のチャンスを逃した。それだけに今回こそはという気持ちも強いはずだ。 ただ、投げ合う相手はダルビッシュで、対戦成績は今季開幕戦で初白星を挙げて通算1勝4敗(プレーオフを含む)。さらに8月28日のロッテ戦で15勝目を挙げて以降、4試合連続で勝利から見放されている。厳しい状況にあるが「とにかく行けるところまで行く。後ろの投手もいいから」。初回から全力で飛ばすとともに力尽きたときに中継ぎ陣に託すという。 和田と2人で投手陣をけん引してきた左腕に対する秋山監督の信頼は厚い。「先発にはいつも期待しているよ。ここまで来たら1試合1試合、変わらない」と全権を委ねた。この日チームは空路、決戦の地札幌入り。杉内で始まった今季を杉内で締める│。舞台は整った。 (山根崇)
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