キングオブコント2010で優勝したキングオブコメディの高橋健一(左)と今野浩喜=東京・TBS(撮影・村中拓久)
コント日本一決定戦「キングオブコント2010」が23日、東京・TBSで行われ、00年7月結成のキングオブコメディ(人力舎)が優勝し、3009組の頂点に立つとともに、賞金1000万円を獲得した。
結成10年の実力派コンビが頂点に立った。優勝の瞬間、両手でガッツポーズを作った今野浩喜(31)は約100人の大報道陣を見回し、「これが優勝かって感じですね」と感慨にふけった。
誘拐ネタでトップで折り返し、2度目のネタ順のトリをゲットすると、本番直前まで練習に没頭。教習所ネタでも高得点をたたき出し、栄冠を手にした。昨年の東京03に続いて人力舎勢の連覇。賞金は4割、事務所に行くため、2人の取り分は600万円。都内の父の運送会社が傾き、借金を負っているという高橋健一(39)は「返済には優勝8回分必要」とこぼしながらも、徐々に実感が込み上げてきた様子だった。
高橋が07年7月にえん罪の痴漢扱いを受け、芸能活動を休止するピンチも2人で乗り越えた。「大会名を“キングオブコメディ”にすること」だったV公約について、高橋は「交渉しようと思います」と話していた。
(2010年9月24日)
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