ライカ＆藤岡、東洋太平洋王座奪取…女子ダブル王座決定戦

　◆プロボクシング　東洋太平洋女子ダブル王座決定戦（２４日・後楽園ホール）　東洋太平洋女子ダブル王座決定戦が行われ、ライト級は、同級１位の風神ライカ（３４）＝竹原慎二＆畑山隆則＝が同級４位ブロンウィン・ワイリー（３３）＝ニュージーランド＝に判定勝ちで王座奪取に成功した。ミニフライ級では、同級１位の藤岡奈穂子（３５）＝竹原慎二＆畑山隆則＝が同級２位カニタ・ゴーキャットジム（２０）＝タイ＝を判定で下し、王座を獲得した。戦績はライカが４勝（２ＫＯ）３敗、藤岡は４勝（３ＫＯ）。

　◆ライカ、大差判定で歓喜　ライカはクリーンヒット連発で終始優勢を保ち、３―０の大差判定でワイリーを退けた。ＪＢＣ加盟３年目でジム創設初となる王者が一夜にして２人も誕生。ベルトを抱え「この１年間、やり直してきた」と感無量。セコンドに入った元２階級制覇王者の畑山隆則（３５）は「世界王者のベルトよりかっこいい」と褒めた。

　◆藤岡、１５歳下に快勝！！世界挑戦見えた　同級生王者に挑戦状をたたきつける。アマ時代に世界大会銀メダルの実績もある３５歳の藤岡が２０歳相手に快勝。竹原慎二会長（３８）は「挑戦状を出す」とＷＢＣ世界ライトフライ級王者・富樫直美（３５）＝ワタナベ＝との交渉を宣言。「早く世界挑戦したい」と、１０月２日に予定する王者のＶ５戦後の対決を目指す。