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◆大相撲秋場所13日目 ○白鵬(上手投げ)把瑠都●(24日・両国国技館) 横綱・白鵬(25)=宮城野=が60連勝に到達した。大関・把瑠都(25)=尾上=を上手投げで下し全勝をキープ。年間白星を70とし、4年連続4回目の年間最多勝を決めた。秋場所13日目での最多勝決定は、05年の横綱・朝青龍と並ぶ史上最速タイ。2敗で追う平幕の嘉風(28)と豪風(31)=ともに尾車=が勝ったため、13日目での優勝はならなかったが、14日目に大関・琴欧洲(27)=佐渡ケ嶽=に勝てば4場所連続16回目の優勝が決定する。
エストニアの怪物の強烈な突っ張りにも、白鵬は動じなかった。立ち合いから把瑠都の突きを余裕でしのいで横綱が右を差して組み止めると、左上手もがっちりとつかみ、万全の体勢を作った。最後は198センチ、188キロの体を豪快に裏返した。「上手が引けたのがポイントだった」と落ち着いた口調で話した。
これで大台の60連勝に到達。200年を超す大相撲の歴史の中で「不世出の横綱」と、うたわれた双葉山(69連勝)、江戸時代の大横綱・谷風(63連勝)しか達成していない大記録だ。双葉山以来、72年ぶりに「なんと言ったらいいのか…。変な気持ち」と戸惑いの表情。千代の富士超えを達成した時と比べると「(誰かを)超えるとなると、世間やマスコミが一段と騒ぐからね。そうなると54連勝の方が達成感はあったかもしれない」と心境を明かした。これで、2位の把瑠都の52を大きく上回る70勝で、4年連続4回目の年間最多勝も決めた。秋場所13日目で最多勝を決めるのは、2005年の朝青龍と並んで最速タイだが「ああ、そうですか。まあ頑張りますよ」と全く意に介していない。
この日、イチローが10年連続200安打を達成した。だが今場所中、そのことを問われ「向こうは何年前の選手なの? 数十年でしょ? こっちは江戸時代だよ。相撲とは比べものにならないよ」。誕生してから100年あまりのメジャーリーグと、200年を超える歴史を持つ大相撲。角界を支える横綱のプライドが60連勝を支えた。
取組後には節目ということで、9人の付け人全員に1本3万円の懸賞をプレゼント。周囲への気遣いを見せた。放駒理事長(元大関・魁傑)は「強いとしか言いようがない」と称賛。協会としての表彰について「今は(話題に)出てないけど、終わった後はあるかもしれないね」と話した。69連勝を達成すれば一代年寄も夢ではない。その前に14日目の琴欧洲戦に勝てば自身初の4連覇が決まる。「残りを一番一番、頑張るだけ。結果を求めずにやって優勝できれば一番いい」と白鵬。V16はもちろん、4場所連続全勝優勝で締める。
(2010年9月25日06時02分 スポーツ報知)
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