大相撲の元幕下力士で、昨年日本国籍を取得したモンゴル出身の元大天霄(26)=本名高山健、旧名ノロジンハンド・アユルザナ=が、師匠だった高島親方(元関脇高望山)に無理やり引退させられたとして、力士としての地位保全と金銭の仮払いを求める仮処分を24日、東京地裁に申請したことが分かった。
代理人によると、相撲を続ける意思に反して、高島親方が一方的に協会へ引退届を提出。名古屋場所後に引退が発表されていた。代理人は協会から諸手当などで、元大天霄に1カ月約16万円の金銭が渡っていたと主張。これを「協会との雇用関係の証明」としている。
(2010年9月24日)