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決勝は国見vs市船橋!

 戦後初の3連覇を目指す国見(長崎)と、4度目の優勝を狙う市船橋(千葉)が13日に行われる決勝に進出した。  国見は、2−1で桐蔭学園(神奈川)に快勝した。前半13分、FW松橋の右からのセンタリングに、FW平山が頭で合わせ先制。平山は今大会7得点目で得点王へ1歩前進した。さらに後半6分、松橋の左サイドからのセンタリングを、逆サイドに走り込んだMF渡辺大がヘディングシュートで2点目を挙げた。1点は失ったものの、終始試合を優位に運んで1点差で逃げ切った。

 一方の桐蔭学園は後半22分、左サイドからゴール前へ切れ込んだ途中出場のMF林が倒されて得たPKを、MF松永が決めて1点差にしたが、最後まで国見の守備を崩せなかった。U−19日本代表FW阿部は国見のマークに封じられ、本来の活躍ができなかった。

 市船橋は、終盤の得点で滝川二(兵庫)を2−0で振り切った。立ち上がりから攻勢に立ったが、12分、15分と決定的なシュートがクロスバーにはね返され、流れをつかみきれないまま前半を終えた。後半は滝川二の勢いに押される場面もあり、中盤まで0−0で試合が進んだが、25分にFW原が左サイドからドリブルで中央へ切れ込み、逆サイドから入ったDFからMFに上がった大久保がゴール左に決め、均衡を破った。さらにロスタイムも原がドリブルから決定的な2点目を決め、粘る滝川二を振り切った。

 滝川二は圧倒的に攻め込まれた序盤を無失点で乗り切り、その後は自分たちのリズムで攻め込む場面もつくったが、得点につなげることはできなかった。

国見が桐蔭の攻撃封じ3連覇に王手!

 国見が桐蔭学園の攻撃を封じ込めて選手権3連覇にまた1歩近づいた。小嶺忠敏総監督は「桐蔭の阿部君と松永君、それに右サイドからの攻撃をきっちり抑えられたのがよかった」と勝因を分析。さらに「マンマークはパーフェクトにできた」と選手をほめた。今年は決勝が成人の日(13日)に行われる。2点目を決めた渡辺大剛(3年)は「僕らは体力には自信があるので連戦の方がよかったかも。でもコンディションを整えて決勝では勝ちたい」と8日に行われる始業式に向けて、バスで帰路についた。

 ◆負けた桐蔭学園・山本富士雄監督 「残念です。速いパスワークと攻撃は通用したが、セカンドボールをほとんど取れなかった。国見は強くて速い。それに最後まで選手の集中力が切れなかったですね」

◇1月7日◇国立競技場(試合終了)
国見(長崎) 1−0
1−1
桐蔭学園(神奈川)
得点:
前半13分【国】平山
後半6分【国】渡辺大
後半22分【桐】松永
メンバー
GK
1.関憲太郎(2年)

DF
4.成瀬英二(3年)
3.浜本拓哉(2年)
5.園田拓也(3年)
8.中村北斗(2年)

MF
10.柴崎晃誠(3年)
9.兵藤慎剛(2年)
11.渡辺大剛(3年)

FW
6.綱田大志(3年)
14.平山相太(2年)
7.松橋優(3年)
GK
1.長谷川智彦(3年)

DF
3.荒木隆之介(3年)
4.田中祐志(3年)
5.高村美徳(3年)
8.岡源一郎(3年)

MF
7.斉藤智裕(3年)
10.松永幸大(3年)
14.斉藤啓介(3年)
16.栗原明洋(2年)

FW
11.阿部祐大朗(3年)
18.渡辺崇久(3年)
交代選手
後半14分【桐】16.栗原 → 2.林裕二(3年)


市船橋の大久保が殊勲の得点

 市船橋が滝川二を2−0で下し3年ぶり5度目の決勝進出を果たした。先制ゴールを決めた大久保裕樹(3年)は本来は右サイドバックの選手だが、試合途中から中盤にポジションを上げ、それが功を奏した。「ゴールは原(一樹=3年)が中に入った時点で何かしようと思った。うまくボールが来た」とニッコリ。決勝に向けて「子供のころ、国立で戦っている市船橋から夢をもらった。今度は僕たちが夢を与えたい。国見相手ですが、3バックの裏をついて、サイドから攻めれば崩せると思う。(勝つ)自信はあります」と力強く話した。

 ◆市船橋・布啓一郎監督「国見とは対戦したかった。決勝ではこれまでの戦い方を大きく変える気はない。全員守備、全員攻撃をしてコンパクトに戦ううちのサッカーが国見相手に、どこまでできるかが課題。ここまでは市船橋にとっていい流れで来ていると思う」

 ◆滝川二・黒田和生監督「4年前の準決勝はただ試合をするだけで有意義だったが、今回はぜひ勝ちたいという意欲があった。うちの良さが発揮できず残念。来年は国立で勝つことを目標にチームのレベルを上げたい」

◇1月7日◇国立競技場(試合終了)
滝川二(兵庫) 0−0
0−2
市船橋(千葉)
得点:
後半25分【市】大久保
後半39分【市】原
メンバー
GK
1.福島健太(3年)

DF
18.柏木佑介(2年)
5.西本幸司(3年)
3.廣瀬貴規(3年)
19.李晟賢(3年)

MF
8.金大慶(3年)
6.打田秀人(3年)
7.新井俊樹(2年)
10.樋口富夫(3年)

FW
23.岡崎慎司(1年)
16.岡崎嵩弘(3年)
GK
1.国領浩樹(3年)

DF
3.小宮山尊信(3年)
5.大久保裕樹(3年)
6.青木良太(3年)
13.増島竜也(2年)

MF
7.小川佳純(3年)
8.高橋直也(3年)
12.石川航平(3年)
14.鈴木修人(2年)

FW
10.原一樹(3年)
15.カレン・ロバート(2年)
交代選手
前半17分【滝】23.岡崎慎 → 9.村上貴之(3年)
後半0分【市】7.小川 → 2.栗原俊樹(2年)
後半14分【滝】16.岡崎崇 → 11.安村翼(3年)
後半32分【滝】7.新井 → 15.田岡直樹(3年)



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