2010年9月25日23時56分
また、CL診療所が診療報酬を過剰請求しているとの指摘もあったことなどから、国は06年の診療報酬改定でCL診療所の検査料を大幅に引き下げたが、その後は報酬を水増し請求する手口が横行。厚労省などは07年、全国のCL診療所に対する個別指導を実施し、08年にも診療報酬をさらに改定するとともに、立ち入り監査の実施方針を打ち出すなどしていた。
捜査関係者によると、住友容疑者は08年当時、医療機関に対する指導や監査を担当する部署で特別医療指導監査官を務め、指導や監査に入る診療所やその基準を知り得る立場だったという。府警は、国の規制強化で、役員らが国側の動きを把握するために住友容疑者との関係を深めたとみて、慎重に調べている。