Stiffmuscleの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-09-25

[]強制連行はなかった!と未だに言い張る元総理(怒)


8月初頭に出された菅談話は、韓国併合100年にあたり、日本による朝鮮支配での非道な行為を行い、強制によるかずかず被害を与えたことを認め、一定の反省は示しつつも、「慰安婦」等個別的な人道犯罪については言及のない、非常に不満の残るものであった。

こんな談話でも、絶対に反対する人々がいるとは、まったくもって驚くしかないのだが、その面子を見ると、「やっぱりお前から!」という人たちである。

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創生「日本」

  最高顧問:平沼赳夫

  会長  :安倍晋三

新しい歴史教科書をつくる会

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とりわけ、安倍晋三元首相においては、2007年、米下院の謝罪要求決議に絡んで、「強制性はなかった」等の事実に反する発言をし、元「慰安婦」の方々の勇気ある証言の信憑性を疑ったことで、国際的な非難にさらされ、河野談話を踏襲すると述べ、おわびの気持ちを表明せざるを得なくなったことは記憶に新しい(米ワシントンポスト紙では元「慰安婦」に対する謝罪を述べているのだが)。

ところが、そんな曖昧な謝罪にしろ、持論を曲げる気持ちはなかったこと、つまり、あんな曖昧な謝罪はやっぱり本意でなかったことを、上記の創生「日本」HPにリンクが貼られたYouTubeの動画で、安倍本人が明らかにしている。


安倍晋三元総裁「軽率なる『総理談話』を阻止!!」2010.08.06

D

あんまりムカついたので、「慰安婦」(安倍は「従軍慰安婦」と言っているのが興味深い)に係る部分を文字に起こしてみた(実は、英訳して晒してやろうかと考えたりもしている)。

なお、安倍や故中川酒が中心メンバーであった、自民党の『歴史教科書を考える若手議員の会』に関する発言が出てくるが、それに対する安倍の記憶には誤りがある。それで、よくも、他人様の証言の信憑性どうのこうの言えるものだと呆れ果てるばかりである。

(1:32 辺りから)

○安倍元総理 日韓併合100年を迎えて、今、政府は、2つのとんでもないことを企んでいます。

1つは、併合100年を迎えて、菅総理の談話を出そうとしているということ。これは、村山談話河野談話のような、歴史認識を示そうということなんですね。

 村山談話あるいは河野談話とおそらく相通じているのはですね、日本という国を貶めてみせて、そして、自分は良心があるんですよと、自分の良心を示そうとする、これは極めて卑劣で、そして、国益を損なう行為ですね。

自分が、何か、良心のある、優しい人間ですよ、ということを示して、自己満足浸る。一方、国や私たちの先人たちを、まさに命を賭して守ろうとしたこの国を貶め、その行為すら貶めることにつながるんですね。

歴史認識、過去の歴史についての評価は、これは歴史家に任せるべきなんですよ。政府が歴史認識を示そうとして声明を出そうとすればですね、これは政治の場ですから、どうしても政治的・外交的配慮をせざるを得ない。事実の探求よりも政治的あるいは外交的配慮に重点を置かざるを得ないというのが、これが自明の理なんですね。

かつ、そうした配慮を行ったところでですね、村山談話、河野談話が結果として示しているように、問題の解決にはまったくならないと。

新藤義孝衆議院議員 日本のためには何も変わっていない。

○安倍元総理 何も変わっていない、むしろ・・・

○新藤義孝衆議院議員 むしろ手足を縛られてしまった。

○安倍元総理 特に河野談話はそうでしたね。日本というのは、従軍慰安婦を性奴隷として、いわば、女性を貶めたと、とんでもない国だということを認めてしまったことになったんですよ。で、これはですね、じゃあ、事実そうじゃないですよということを説明しようとしても、これを払拭するのは大変でした。私が総理の時にもそういう問題があった。

 これは、強制連行という事実はありませんよと、国会で答弁しただけでですね、アメリカでも大変話題になった。

○新藤義孝衆議院議員 従軍ではなかった。

○安倍元総理 ええ、ええ。

○新藤義孝衆議院議員 それは、確か、歴史教科書を考える若手議員の会、私も幹事を務めておりましたし、幹事長でいらっしゃいましたね。

○安倍元総理 あの時ですね、7社の教科書全部に従軍慰安婦の記述が載りましたね。これはおかしい。我々は事実を冷静にみんなで勉強しましたね。その結果、強制連行を示す資料はまったくなかった。

○新藤義孝衆議院議員 しかも、証言者は嘘をついていた。

○安倍元総理 嘘をついていたということも明らかになった。あれを取りまとめた石原副官房長官はね、私の前で涙を見せましたね。まさか教科書に載るとは思わなかった、間違っていたと、忸怩たる思いがあると、こうおっしゃったんですね

○新藤義孝衆議院議員 それから、河野官房長官は、我々がお尋ねしたらば、事実の確認はしていなかったと、しかし、客観的な全体の状況から事実と推測したというお話しでしたね。

○安倍元総理 あれ、唖然としました。私も総理の時に、いわば強制連行、狭義の意味、狭義の意味というのは正確な意味ということで使ったんですが、それを示す事実はないということを答弁もさせていただいた。まあ、それが反響を呼んでしまったんですが。

 それと同じようなことをですね、今、菅政権はやろうとしている。しかも、それはまさに左翼政権がやろうとしているわけですから、国益ではないんですよ。自分たちの心情を満たそうとしているだけですね。

○新藤義孝衆議院議員 ですから、安倍会長がおっしゃるように、歴史の評価は歴史家に任せるべきだと。

安倍元首相 ええ。

○新藤義孝衆議院議員 しかも、政府の歴史認識に関わるものは、既に今までもう出してきていて、なぜ今回。日韓の併合100年というのは、韓国側にとっては重要かもしれませんが、我々にとっては、これを積極的にコメントするようなものではないわけだから、だから今回新たに談話を出す必要は、我が国にとってはないじゃないかと、こういう整理でございますか。

○安倍元首相 基本的にそうですね。ですから、我々は、この談話発出を阻止したいと、谷垣総裁にも、ぜひ菅さんにそう言っていただきたいと、党として声明を出してもらいたいと申し上げました。

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