23日の日本列島は、前線が本州南岸に停滞した影響で、東北から九州地方で雨が降り、9月下旬から11月上旬並みの気温となった。東北や関東地方を中心に、厳しい残暑となった前日から最高気温は大幅に下がり、群馬県館林市は21・1度(前日比マイナス14・7度)、埼玉県熊谷市は21・2度(同14・4度)と15度近く低くなった地点もあった。
気象庁によると、各地の最高気温は、札幌市17・6度(同2・3度)▽名古屋市25・6度(同8・1度)▽大阪市27・8度(同5・5度)▽福岡市24・8度(同8・2度)--など。東京都心も24・8度(同7・9度)と、21・9度を記録した16日以来、7日ぶりに25度を下回った。
24日も前線が本州南岸に停滞する見込みで、関東から東海地方では雨模様の天気となり、東京都心の予想最高気温は19度。
24日からの1週間の気温は、北日本から西日本にかけては前半は平年並みか平年より低い日が多いが、後半は平年並みか平年より高くなるという。【松本惇】
毎日新聞 2010年9月24日 東京朝刊