来年春から一般公開が始まる名古屋市科学館(同市中区)の新しいプラネタリウムで24日、試験投影が行われた。新プラネタリウムのドームは直径35メートルで世界最大。1席ずつ独立したリクライニングシートから見上げると、光ファイバーを利用したドイツの最新鋭投影機から映し出された星空が、本物の星空のような迫力で広がる。星の光が大気の濃淡によって瞬く様子も忠実に再現。太陽や月、惑星はズームして表面を見ることもできる。
市科学館の野田学・天文係長は「観客と一体感を持てるような生解説をするよう工夫したい」と話している。【高橋恵子】
毎日新聞 2010年9月25日 14時08分(最終更新 9月25日 14時49分)