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TSUTAYA、中古本に参入 5年で200店計画

2010年9月25日0時27分

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写真:中古本コーナーが設けられたTSUTAYA横浜みなとみらいの店内。「買取」を呼びかける看板もある中古本コーナーが設けられたTSUTAYA横浜みなとみらいの店内。「買取」を呼びかける看板もある

 CDやDVD、本の販売・レンタル店「TSUTAYA」を展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)は24日、中古本の買い取り・販売に新たに乗り出した。中古本市場での競争激化が予想され、新刊書市場への影響を指摘する声もある。

 横浜市の「TSUTAYA横浜みなとみらい店」内に開店した「ecobooks」(エコブックス)1号店の中古本の品ぞろえは約10万冊。新刊書、レンタル本を含めた約22万冊から、お客は好きな商品を選べる。1カ月間の売り上げ目標は800万円。今年度中に首都圏や大阪府内などに10店舗を開店し、5年以内に全国で200店舗に広げる計画だ。

 現在、中古本市場の規模はネット販売を除いて推定800億円強。ブックオフが6割のシェアを占めているが、TSUTAYAの参入で競争が激しくなりそうだ。全国にブックオフが914店舗あるのに対して、TSUTAYAは1391店舗。TSUTAYAの参入にブックオフは、「新刊書店が中古本の販売に参入している流れの一つ。当社の仕入れ力と、圧倒的な在庫量で自分たちの強みを生かしていく」とコメントした。

 一方、新刊書の売り上げがさらに減るのではないかとの懸念もある。講談社の森武文常務は「資本力のあるTSUTAYAがリサイクルビジネスに本格参入することで、新刊への影響は避けられない」と話した。(西秀治)

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