白鵬６０連勝、２５日にもＶ　大相撲秋場所１３日目

　大相撲の東横綱白鵬（２５）＝本名ムンフバト・ダバジャルガル、モンゴル・ウランバートル出身、宮城野部屋＝が２４日、東京・両国国技館で行われた秋場所１３日目で大関把瑠都を下し、初場所から続く昭和以降２位の連勝記録を６０の大台に乗せた。１４日目の２５日に白鵬が大関琴欧洲に勝てば、千秋楽を待たずに４場所連続１６度目の優勝が決まる。

　昭和以降の連勝記録で１位は年２場所制だった１９３６〜３９年に双葉山がマークした６９で、６０の節目には３８年５月に達していた。７２年ぶりに６０連勝に届いた白鵬は大記録にあと９と迫った。

　また白鵬はことしの勝ち星を通算７０として、４年連続４度目の年間最多勝も決めた。

　大関陣は日馬富士が琴欧洲を送り投げで退けて勝ち越した。琴欧洲は４敗目。白鵬に屈した把瑠都は８勝５敗。かど番の魁皇は安美錦を引き落として７勝目。栃煌山は同じ関脇の阿覧にはたき込まれて４敗目を喫した。

　全勝の白鵬を２敗で嘉風、豪風が追う展開。十両は豊ノ島が１敗で単独トップ。