最終報告会
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京論壇2010最終報告会 開催のお知らせ
2010年10月3日(日)13時~19時@東京大学駒場キャンパス
Jing Forum 2010: Students forum between The University of Tokyo
and Peking University
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今年2010年は、日中関係を振り返る上で
ひとつの区切りの年として記憶されるでしょう。
ついこのあいだ報道された両国GDP逆転のニュースは、
さまざまな反応を呼び起こしたものの、
私たちが長年馴染んできた日中関係のイメージに
最終的な終わりを告げるような象徴的な出来事でした。
慣れ親しんできた世界に別れを告げることに
人は困難を覚えるものですが、
21世紀を生き抜いていく私たちは否応なしに、
この巨大で複雑怪奇な中国という隣人と
向き合っていかなければなりません。
私たちが中国に対して無知でも許されたような甘い時代は、
はっきりと終わったのです。
そう、私たち日本人は不安に駆られ、
中国について知りたくてたまらなくなっているようです。
この国のメディアで中国のニュースを見ない日はないと言ってよいでしょう。
しかし、それほど情報のシャワーを浴びていながら、
結局何一つ彼の国について理解した気がしないのはなぜなのでしょうか。
メディアだけから得たイメージ、本だけから得た知識、うわべだけの交流。
そんなものではなく、
今の私たちに足りないのは「痛み」を恐れず、愛想をふりまかず、
直球勝負で意見を戦わせる「場」です。
自分の赤裸々な思いをぶつけ、相手を認知し、批判し、理解し、
共感しようと愚直に努める「場」です。
そんな「場」を求めて日中から京論壇2010に集った学生たち。
『共創未来』の理念を掲げ、新たな時代の日中関係を
見据える手がかりを模索してきたこの「場」で、
私たちが何を考え、何を悩み、何を想ったかについて、
皆様とも共有させていただければ幸いです。
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■■京論壇とは■■
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京論壇は2005年に東京大学と北京大学の学生によって結成された
国際学生討論団体です。
東京大学と北京大学の学生それぞれ10数名が、東京と北京に1週間ずつ滞在し、
現地でのフィールドワークやレクチャーを交えながら、
日中をめぐる様々な問題について徹底討論します。
過去四年間で話し合われたテーマは、歴史認識、安全保障、軍事認識、
歴史教育、環境、日中経済、ビジネス文化、食料、国家とアイデンティティ、
メディア、東アジアと多岐に渡ります。
議論の成果は、報告会、シンポジウム開催、出版活動等、
様々な機会と手段を使って積極的に社会に向けて発信しています。
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■■京論壇2010の議論■■
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今年のテーマは、「教育」、「経済格差」、「国際社会」の三つです。
いずれも、日中間の激しい対立事項ではなく、
日中が共に取り組んでいくべき課題やそれぞれ抱える国内問題を扱っています。
それは、私たちがもう何ものにも囚われず
共通の未来像を描けると考えているからではありません。
共通の課題に対して、日本と中国はしばしば異なるアプローチを取ります。
同じような国内問題でも、日本と中国とでは
背景や解決策が全く別物、ということもあります。
そして京論壇に集った50数名の学生たちの間にも、
とても大きな、もしかしたら埋められないかもしれない
考え方の差や価値観の違いがあるはずです。
だからこそ、議論を通じて互いの価値観を揺さぶり合うこと。
どのように共に未来を創っていくのか考えること。
それが私たちの経験する刺激的な二週間です。
各分科会の発表からその様子を感じ取っていただければ幸いです。
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■■最終発表会当日プログラム■■
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第一部 発表会
開会 13:00 (12:30開場)
1. 開会挨拶
2. 分科会ごとの議論の成果発表 (13:20~15:00)
・ 国際社会
・ 教育
・ 経済格差
休憩
3. パネルディスカッション (15:10~15:40)
「東大生×北京大生 ―その実像― 」
4. 閉会挨拶
閉会 16:00
第二部 交流会
開会 16:30 (16:20開場)
1. 開会挨拶
2. ご来場の皆様との意見交換(軽食付き) (16:50~17:30)
3. パネルディスカッション (17:40~18:30)
「温故創新 ―五年間の日中関係を振り返る― 」
4. 閉会の挨拶
閉会 19:00
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■■最終発表会詳細情報■■
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第一部 発表会
開催日時:2010年10月3日(日)
開場時間:12:30 (開会時間:13:00)
閉会時間:16:00
会場:東京大学駒場キャンパス18号館ホール
「駒場東大前」駅 徒歩5分(井の頭線 渋谷から2駅目)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html
第二部 交流会
開催日時:2010年10月3日(日)
開場時間:16:20(開会時間:16:30)
閉会時間:19:00
会場:東京大学駒場キャンパス食堂部二階ダイニング銀杏
(以下、地図になります)
http://www.utcoop.or.jp/CD/
会費:無料
どうぞ皆様お誘い合わせのうえ、お越しください。
主催:京論壇2010実行委員会
代表者:山田卓史 (東京大学教養学部)
質問等ございましたらjingforum@hotmail.co.jp までご連絡ください。
(@を小文字に変えてご送信ください。)
<詳細内容>
第一部 発表会
" 分科会ごとの議論の成果発表
「国際社会」、「教育」、「経済格差」(13:20~15:00)
三つの分科会メンバーから北京、東京での議論の成果を発表します。
ご来場の皆様との質疑応答の時間もございます。
" パネルディスカッション
二週間の共同生活を通じて、分科会の議論以外で得た原体験を
パネルディスカッション形式で発表します。
<言語>英語(通訳あり、質疑応答日本語可)
第二部 交流会
" 来場者と京論壇2010メンバーの意見交換 (16:50~17:30)
分科会ごとのテーブルに分かれて、ご来場の皆様との意見交換を行います。
軽食を食べながら、議論のプロセスや、二週間の共同生活の中で得た
発見・気づきについて共有・議論させていただきたく存じます。
" パネルディスカッション -温故創新-(17:40~18:30)
京論壇設立の2005年からの五年間は、
日中関係において、波乱に満ちた五年間でした。
2005年の反日デモから振り返って、
日中関係はどのように変化してきたか、
そして私たちはこれらの経験から何を学び、
今後どのような日中関係を創っていくのか。
福田総理が孔子の生誕・逝去の地を訪れた際に書いた
「温故創新」と言う言葉をテーマにして、
このパネルディスカッションがこれらの問題について
考えるきっかけになればと存じます。
京論壇2010のメンバーとOBOGを交え、
そして東京大学教授・高原明生先生をコメンテーターとしてお招きし、
パネルディスカッションを行います。
ご来場の皆様もディスカッションにご参加いただけます。
第二部につきましては、
当日の準備などのため、事前にお申し込みをいただいておりますので、
以下のフォーマットを埋めて、
jingforum@hotmail.co.jpまでご連絡ください。(@を小文字に変えてご送信ください。)
どうぞよろしくお願いいたします。
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ご氏名:
ご所属:
連絡先:
京論壇2010最終報告会後の交流会: ご参加
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