海上自衛隊所属の新しい南極観測船しらせ(1万2500トン)が24日、呉市築地町の川原石埠頭(ふとう)に寄港し、歓迎セレモニーが開かれた。25、26日に一般公開がある。
市幹部や呉地方総監部関係者など約300人が見守る中、新しらせは午前10時にゆっくりと接岸。セレモニーで、中本克州副市長は「寄港が市民や子供たちが南極に関心を持ってくれるきっかけになれば」と、小村和年市長の歓迎メッセージを代読した。
午後は、招待された市内の幼稚園児や小学生約570人が、南極の氷や艦橋などを見て回った。長迫小4年の山田隆斗君(10)は「南極に行ってみたくなった」と話していた。
一般公開は両日とも午前9時から午後4時まで。無料。総監部広報係=電話0823(22)5511。
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【写真説明】<上>順番に操舵室の席に座る子供たち。眺めの良さに驚いていた <下>川原石埠頭に寄港した新しらせ。海自隊員らが接岸作業をした
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