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宗男代表の代わりに…松山千春“オレが出馬”

集会後、支持者と握手する新党大地の鈴木宗男代表
集会後、支持者と握手する新党大地の鈴木宗男代表
Photo By 共同

 歌手の松山千春(54)が23日、札幌市内で開かれた新党大地の集会で、次期衆院選に同党から出馬する意向を示した。受託収賄罪などの罪に問われ、最高裁で実刑が確定して衆院議員を失職した同党の鈴木宗男代表(62)が収監中に衆院解散・総選挙があった場合とした上で「代表に“松山が先頭を走ってくれ”と言われた」などと述べた。

 新党大地の名付け親でもある松山が約1000人の支持者を前に力を込めて宣言した。同党の集会の冒頭、「たとえ牢(ろう)獄に入っても、新党大地の代表は鈴木宗男である」と声を上げ、続いて鈴木代表が「収監中に衆院解散・総選挙があった場合」は、「代表に“松山が先頭を走ってくれ”と言われた。何かあった時は皆さんと行動を共にしたい」と出馬の意向を表明した。聞き入っていた支持者からは割れんばかりの拍手とともに「頑張れ!期待しているぞ」「千春、応援しているぞ!」との声が飛んだ。

 鈴木代表は懲役2年の実刑判決が確定し、220日の未決拘置期間を差し引いても出所は早くて1年後。その後も、公職選挙法の規定で5年間は国政選挙に立候補できないため、その間に少なくとも1度は衆院選が行われる計算になる。支持者の間では、父顔負けの演説のうまさを見せる(鈴木代表の)長女の貴子さん(24)と松山が「2トップとして衆院選に出馬して党を盛り上げてほしい」という期待の声も上がっている。

 松山は、鈴木代表と同じ北海道・足寄町出身で公私とも親交が深く、鈴木代表の上告に対して最高裁第1小法廷が棄却する決定を出したことが明らかになった8日には「自分はこれからも鈴木宗男さんを信頼し支持していきます」と固い絆(きずな)を強調。「真実というのは、なかなか裁判では明らかにならないんだなぁと感じた」と不快感を示すコメントを発表した。同日、鈴木代表は記者会見で「松山千春さんともいろいろ相談、打ち合わせをして、今後のことをゆっくり考えることになっている」と述べていた。

 この日の集会で、鈴木代表は、収監後の党運営について「どこにいようとも、どんな環境でも私がしっかりやる。もう一度奇跡を起こしたい」と述べ、党代表を続投することを明らかにした。また、繰り上げ当選する見通しの浅野貴博氏が党代表代行に就任することも発表された。今後、鈴木代表は10月中旬に人間ドックに入り、結果が判明するまで約2週間かかる見通しで、収監の時期については「早くて11月初旬になりそうだ」という。

 ◆松山 千春(まつやま・ちはる)本名同じ。1955年(昭30)12月16日、北海道生まれの54歳。77年1月「旅立ち」でデビュー。翌78年4月「季節の中で」が大ヒット。ヒット曲に「大空と大地の中で」「君を忘れない」など。91年公開の映画「極道戦争 武闘派」にも出演。08年には全国ツアー中に不安定狭心症を患い、手術した。1メートル70。血液型O。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年09月24日 ]

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