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【格闘技】石井慧「まっさんパンチだ」 25日DREAM名古屋大会出場2010年9月24日 紙面から
DREAM16(25日、愛知・日本ガイシホール)でミノワマン(34)と対戦する北京五輪柔道100キロ超級金メダリストで総合格闘家の石井慧(23)が23日、都内のジムで公開練習。激励に訪れたプロボクシングの元世界王者・亀田興毅(23)も石井の勝利に太鼓判を押した。 石井が海外武者修業の成果を存分に披露した。パンチミットに打ち込むパンチにぎこちなさが消え、スムーズなものになっていた。そして、一度だけトレーナーの腕が吹っ飛ぶぐらいの勢いでミットを豪快にはじき飛ばした“幻のパンチ”に「あれはなんだ?」と周囲は驚きの声を上げた。 「あのパンチはヤバい。オレが食ろたら、泡吹いて失神や。あの打ち方は、亀田家では“まっさん”と呼んどる」と興毅も絶賛。海外修業で習得したという“まっさんパンチ”の正体は依然、ベールに包まれた部分が多い。しかし、試合でさく裂すれば、超人狩り名人のミノワマンでもひとたまりもないだろう。石井は4月に興毅の父・史郎氏に弟子入り。そこで伝授されたノーモーションパンチも精度を増しているというから不気味だ。 「勝つイメージ? 作戦だから言えません」とニヤリと笑った石井。昨年大みそかに吉田秀彦に惨敗して以来の負けられない日本復帰戦。“幻のまっさん”がさく裂するのか、それとも柔道殺法か。今後の格闘家人生を左右する運命のゴングは明日だ。 (竹下陽二)
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