大毅と坂田が調印式、計量は一発パス…ＷＢＡフライ級

調印式を終え、ポーズをとるＷＢＡフライ級王者の亀田大毅（左）と挑戦者の坂田健史

　◆プロボクシングＷＢＡ世界フライ級タイトルマッチ　王者・亀田大毅―挑戦者・坂田健史（２５日・東京ビッグサイト）　調印式と計量が２４日、東京都内で行われ、初防衛戦に臨むチャンピオンの亀田大毅（２１）＝亀田＝は「自分の力を出せればＫＯできる。みんなに感動を与えるような試合をしたい」と闘志をみなぎらせた。

　挑戦者で元ＷＢＡ同級王者の坂田健史（３０）＝協栄＝は「苦しい試合になると思うが、最後は自分が勝つ」と必勝を宣言した。

　計量は、ともにリミットいっぱいの５０・８キロで１回で通過した。

　２人はかつて協栄ジムの同門で、世界王者だった坂田に大毅が対戦を迫った因縁がある。挑戦を受ける立場となった大毅は坂田を「元世界王者で強い」と評価。自身は今年２月に３度目の世界挑戦でベルトを奪取し「今回の方が気は楽。怖いものはない」と平常心を強調した。

　同王座を４度防衛した実績がある坂田は２００８年１２月以来の世界戦。「この日のために準備してきた。体調はすごくいい。相手もかなり絞っている感じ」と警戒した。