(cache) イチロー選手、また快挙 邦人にも「刺激と誇り」 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • イチロー選手、また快挙 邦人にも「刺激と誇り」


     ブルージェイズ戦の5回、中前打を放ち10年連続200安打を達成したマリナーズのイチロー(左下)と、記録達成を伝える電光掲示板=23日、ロジャーズ・センター(共同)

     【トロント共同】マリナーズのイチロー外野手(36)が、今年も米大リーグの歴史に名前を刻んだ。カナダのトロントで行われたブルージェイズ戦で自身の持つ大リーグ記録を更新する10年連続200安打を達成するとともに、回数でも最多に並んだ。2004年にメジャー新記録の262安打を放った日本人野手の先駆者は、屋根が開かれた開閉式ドームに差し込む光の中、誇らしげに大歓声に応えた。

     三回に左翼線へ二塁打し、大記録へあと「1」として迎えた五回1死一塁での第3打席だった。初球の速球を振り抜くと、鋭い打球は中前へ。イチロー選手は走るスピードをやや緩めながら一塁に達した。球場の電光掲示板が快挙を示し、観衆が立ち上がって拍手すると、静かに右手でヘルメットを取って掲げ、多くの日本人ファンが陣取った一塁側、左翼方向へ軽く頭を下げた。

     東京から来た会社員、西山裕大さん(31)は妻の千津子さん(31)との新婚旅行中に「世界のICHIRO」のボードを掲げて観戦し「記録に立ち会えるとは思わなかった。来年は子どもと一緒に立ち会いたい」と感無量の様子だった。トロント在住の内科医、館野透さん(36)は、妻の妙さん(34)と生まれたばかりの長女の葉奈ちゃんと観戦。夫婦で博士研究員として腫瘍、ホルモンの研究をしているそうで「海外で挑戦する日本人として刺激になるし、誇りに思う」と話した。

      【共同通信】