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最終更新:2010年9月25日(土) 0時44分

政府、船長釈放は「地検判断」と強調

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 日本政府は、今回の釈放は「あくまで那覇地検の独自の判断」と強調していて、中国への外交的配慮から捜査に「介入」したという見方を否定しています。

 菅総理は、これまで「冷静に対応する」と述べてきており、日本政府としては国内法に基づいて、粛々と対応するしかないという姿勢でした。

 今回の釈放が「政治決着」と受け取られれば、日本国内で批判が強まりかねないだけに、「地検の判断を尊重する」という立場に理解を求めていく考えです。

 ただ、今回の釈放をめぐっては、政府内の各担当部署も「事前に連絡を受けていなかった」と驚きをもって受け止めており、政治的配慮があったとすれば、今後の前例になりかねないと懸念する声が挙がっています。

 また政府内では、今回の決定が官邸と検察が相談して出した結論であり、発表の直前に法務省からの省庁間連絡として回ったと述べる関係者もいて、仙谷官房長官の説明と食い違いを見せています。

 一方、野党側は「中国の圧力に屈したとしか思えない」「菅政権による『政治判断』だ」などと一斉に批判しています。来月1日に召集される臨時国会で、きびしく責任を追及する構えで、菅総理にとっては、さらなる懸案が待ち受けることになります。(24日23:44)

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