2話目投稿。
じつはこれ、UBWルートクリアしたい気負いで書き始めました。
そして転生系って神様よくでますよね。ドジなの。でもツッコンだらおしまい
だと思います。誤字はなるべく修正します。
残りのコメ返しは最後にするよ。
そして感想・意見・指導はいつでも募集!
私はお父様とお母様と一緒に住んでいます。
お母様はすごい綺麗な人です。
お父様はとても強く逞しい烏族の戦士です。
最近妹が生まれたのでこれで私はお姉ちゃんになったそうです。
私はとても嬉しいです。だけどお父さんとお母さんはなにか困った顔をしてました。
私も羽を出しちゃダメとか言われているけどたまにこっそり出しています。
だって飛ぶと気持ちいいんだもん。
でもみつかったら怒られるのでほどほどにしています。
私たち家族四人は森の奥に住んでいます。
私はもう4歳になりました。
私の妹ももう生まれて半年です。後どれくらいしたらおしゃべりできるのでしょう?
私はその日がとても楽しみです。
そういえば最近はお母様が魔法を教えてくれ始めました。私はとても嬉しいです。
私はそんな幸せな家族四人の日々がどこまでも続くことを祈っています。
Side お父様と呼ばれる烏族の男
クソ!我が家は呪われているとでも言うのか!
妻が二人目の子供を授かって喜んだ。そして生まれたのはまた禁忌の白だった。
お蔭で娘二人は迫害にあり続けるだろう。だから私たちは里からはなれ森の中で慎ましく暮らしている。
朝には四つになった娘と畑をいじり、妻が料理をし、と静かな生活を送っている。
お蔭で娘は自分が迫害の証であるとはしらない。知らせるつもりも無い。
だがどうやら神様は俺たちを見逃してくれないらしい。
私と妻は人間と烏族という自分でも珍しいとも思う異種族間の夫婦である。
反対はもちろんされた。
脅迫も襲撃も受けたことがある。子供が生まれてそれはさらにひどくなったから私たちは逃げるようにこの森へ移ってきた。
だがやつらは俺たちをどうしても
逃がさないらしい。
事実、もうすぐそこまでにいて、包囲されているようだ。
娘はそれに気づかない。もちろんどちらもだ。まだそういうことに気づく年ではない。
味方はいないいるとしたら元魔法使いの妻が知り合いを呼んだという話だ。
どうやらかのサウザンドマスターの盟友の一人という話だ。いつのまに
そんな知り合い作った。
ともあれ、相手は・・・十・・・二十・・・といっぱいいるようだ。
それも烏族の屈強な戦士だ。
だが正直ここまで襲ってくるとは思わなかった。
追い出すまでは理解できようが殺しにかかるとはいくらなんでもやりすぎとしか言いようが無い。
だが家族を私は守らぬばならない。妻も杖を取って戦うつもりである。
だがどうみてもこちらの不利である。
勝機は家の周りに設置した魔法地雷などのトラップの活用なのだろうが、弱音は吐けない。
私は壁に立てかけてあった剣を取った長い間つかってた相棒ではあるが最後に使用してからかなりの時間が経過している。
腕は落ちていることだろう。
だが私はやる全ては家族のために。
「いいこにして家の中にいるんだぞ?妹はお前が守るんだ。」
そういって最愛の娘の頭をなでる。気持ちよさそうに目を細める。
「うん!わかってるよおとうさま!」
妻と目を合わせお互いの意志を確認する。
目からは確かな意志を感じる。
それゆえに、
俺たちは家を出た。
Side 年が四つになった少女
お父様は家の中で待っているように言いました。
私はいいこなので家で待つことにしました。ただしお母様もいってしまって寂しいので
早く帰ってきて欲しいです。
今日は何をしよう!
湖に行って釣りかな?
それとも森に食べ物を探しにかな?
毎日が発見でとても楽しいです。
だから私は待ちました。お父様の帰りを。
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
だけどお父様もお母様も帰ってきません。
お家の中もお外もとても静かです。
私はとても不安になりました。
だからたまには悪い子になってしまおう!そう思いました。
きっとお父様もお母様も怒るでしょうが、きっと最後は笑って許してくれるに
決まっています!なぜならお父様とお母様は自慢の両親だからです。
だから私は言いつけを守らず家から出ました。
家から出てみると誰もいませんでした。
どこかな?と思ったので周りを見てみると湖の方から音がしました。
それはナイフとナイフがあたるようないやな音でしたけどきっとそっちの方にお父様とお母様がいるのでしょう。
私は早く会いたくて駆け足で湖に向かいました。
湖につくとお父様がでっかい剣を持ってお父様よりでかい烏族の人と向かい
合ってました。お母様はなぜか草の上で眠っていました。
お父様はすごい疲れているように見えました。だから応援することにしました。
「おとうさま!がんばって!」
それを聞いてお父様は目を大きくしました。
そして急いでこっちへ走ってきました。
だけどお父様が走ったら大きな人もこっちへ走ってきました。
お父様がすぐ目の前で手を伸ばそうとしたらお父様が突然止まりました。
よく見ると私は赤くなっています。
お父様もお腹から何か出てきて赤くなっています。
よく見るとお母様の回りも赤くなってます。
大きな人が1歩下がるとお父様が倒れました。お父様の横へ行って私は言いました。
「おとうさま、おうちにかえろう。」
って。だけどお父様はは動きません。だからお母様を揺らしてみます。
「おかあさまおきておうちにかえろうよ。」
だけどおきません。
「すぐに家族の所へ送ってやる忌々しい餓鬼が・・・ ・・・。」
だけどお父様もお母様もおきません―――
―――血まみれで倒れる少女
突然知らない風景とともに頭が痛くなってきました。
死・・・ ・・・?いや死ってなに・・・ ・・・?
「・・・ ・・・親の死を見て狂ったか?」
何か言っているようですがそれよりも頭が痛い神経が焼ききれそうだ。
死ねとか言われてもそんなこと私はしらない。
ああ、死体は少女の倒れ方とにてるな。
少女って誰でしょう。
「子供といえど手は抜かん。」
煩い。こっちは頭が痛いんだ私のためにも黙っててください。
さらば。その言葉とともに大剣を烏族は上段から振り落とす。
そして私は―――
―――いや、俺は思い出した。
Side 襲撃者
とった確かにそう思った。だが見てみれば忌み子は避けていた。
「偶然避けられたか。次は無い。」
改めて眼前の忌み子を睨んでみる。だがさっきみた子供のような雰囲気はなくなっていた。
両手足を地面に立て四足獣の様な体勢、目はまっすぐこっちを見ている、そして
その目からは明らかな―――
―――怒気。
「・・・ ・・・関係ないな。」
そう、関係は無い。すでに二人を屠る為に自分以外の戦士がやられ、送喚されている。
これは当初予想していた被害とは全く違う。他にも森の中に魔法地雷などのトラップにも驚かされた。
相手はこちらが来ることを想定していた。
なら子供に戦いを教えていたと想定しても問題は無いはずだ。
そして目の前の忌み子を殺すためにも再び得物を構える。
変化が多少気になるものではあるが、それを超えられずして何が戦士か。
Side 俺
頭が痛い。つーかやばい助けてえーりん!
目の前を見てみると回避したせいで烏族・・・ ・・・きっと指揮官に警戒されている。
女神さんどこだろう、ふとそう思えば。
『ここにいますよ。』
といきなり横に現れた。
「うおっ?!」
吃驚して思わず手が滑ったが烏族の指揮官はこっちを警戒してたようで僅かに大剣を握りなおしただけですんだ。
『あ、頭に直接話しかけてます。あと注文の品は一応もう使えるようになってますよ。
一応これ念話です。』
4年の間に結構俗っぽくなったな!
『そりゃあもう家にも仕事に戻れずひまですからね。
この世界をあらかた見て回りましたよ。一応有休と思ってすごしました。』
マジでなにやってんだよ。女神さん、君に何があった。
『俗世に染まった。』
どうしてこうなった。
『それより戦わないの?』
忘れてた。知識から魔力の運用法と解析の使い方を参照する。
魔力の使い方はお母様・・・ ・・・はずい!
うん、四年もあれば染まるね。色々と。っとまぁ、
「解析開始。」
向こうは顔をしかめるが無視だ。馬鹿なやつだ警戒しないで攻撃してくれば
あっさり負けるのに考える時間をくれてる。
性別女
肉体年齢4歳
種族烏族及び人姿は人
魔力使用可能量少量
魔力不足により宝具形成不可
うわぁ、解析って便利だなぁ。つーか期待してた切り札つかねっすか。
つーか性別反転とかSSだけと思ってましたよ。
『割と余裕だね君。』
うっせぇ。
「何もしてこないのか・・・ ・・・?なら・・・ ・・・!」
死が迫る。頼みの綱の投影でも宝具は未熟なため使えない。なら、
「強化!」
四肢で地面を飛ばし距離を取りつつ大剣を回避する。
強化で体全体の身体能力を上昇させる。だがそれでもまだ不利。
烏族の指揮官は振りぬいた大剣をその反動を利用しつつ接近。
「甘い!」
心眼が警告する。だから心眼に導かれるままに・・・ ・・・
「あたらねえよ!」
森のほうへ飛び、回避し、逃げる。
「逃がすか!」
今のままではおよそ勝ち目は無い。つーか二十数年間キントレもしたことがないナイスガイがいきなり4歳の幼女になってどうしろと。
知識と心眼がなければ死んでたんだろうなぁと自分の存在のばちがいっぷりを後悔。
だが烏族の男は止まらない。得物を抱えつつこっちへ突進。
だがこっちも簡単にやられる気は無い。
翼を使い加速してくる相手にギリギリのところで森の中へ逃げ込む。
「チ。」
翼が邪魔になるため烏族の男は一度地に下りた。
その隙に俺は距離を取った。だがしかし、
なんというファンタジー・・・ ・・・ファンタジー恐るべし・・・ ・・・!
『貴女順応してるわよね。何気に。』
お前ほどじゃない。
だけあいつは許さない。絶対許さない。許しなどはしない。
幻想だ。この家族も生活も元は幻想。
だけどたしかにそこには笑顔の日々があったんだ。
え、セリフや考えが厨ニくせぇ?うっせぇ。
今最高にテンションノってんだよ。んでキレてんだよ。
だから俺は想像する。自分が読んだことのある知ってる確かな得物を。
『でも宝具は魔力量が少なすぎて作れないよ?』
しってるよ。だから別に特殊な能力のついた物じゃないよ。想像すんのはただの
ナイフだ。
その持ち主はかなり捻くれてる。心も考え方もそのあり方も。まぁ、本を読んで知ったか
のフリですがね!
「たしか・・・投影開始だっけかな。」
想像を始める創造するのは業物。しかしその存在に魔力は無い。
「――――基本骨子を想像」
「――――構成材質、創造」
やり方が本人とは違うのは勘弁だ。
詠唱って言うのは本人の一番やりやすい自己暗示っていうらしいしな。
「――――形状固定」
「――――存在固定」
「―――投影完了。」
イメージしたのは小説で読んだ妹思いの殺人鬼が持ってた得物。ナイフ。
『ただのナイフでしょ?それ特殊な能力も無い。』
たしかにそうだ。だけど必要なのはナイフ自体の能力じゃあない。必要なのは、
「憑依経験・・・ ・・・開始!」
何より必要なのは技術。知識としてはあってもそれは運用できるものではない。
ならできるようにする。
たぶん3合とも持たない粗悪品だ。それでも無駄じゃない。それだけは分かる。
そして俺は準備を始めた。
Side 烏族の指揮官
鬱陶しい。
「どこだ小娘!出て来い!」
森の中では翼は邪魔になるためたたんで徒歩で探していた。
「でてこい!」
だが素直に出るはずもなく、歩き回った。
・
・・
・・・
森の中を歩いていたその時、視界の端に何かが映った。
急いでかけつけて見ればそこには、
「布の切れ端?否、スカートの一部か。」
きっと逃げている間に運悪く引っかかったのであろう。
布切れをもっとよく見ようとしたその時、
「!!」
風切り音がした。
後ろへ飛び、自分へ迫ったものを見る、それは
「丸太か?」
おそらく森にあった破壊済みのトラップを再利用したものだろう。
だが単発では全く意味が無い。この程度ならテレフォンパンチと同レベルだ。
だから身構えた、そして予想してた通り、
背後から気配がきた。
右には木があり回避できないため左に飛ぶ、僅差で回避する
「そこだ・・・ ・・・!」
声はすれど姿は見えない。ならば、
「上か!」
上を見れば細長いナイフを両手で突き出すように落ちてくる影がある。
男はそれを回避するために得物を構えつつ後方へ飛ぼうとしたが、
「っ!」
足が何かに引っかかる、それを良く見ると
「草を結んで足を引っ掛ける簡易の罠か!」
そう言っている間に重力により惹かれた少女は―――
―――上から烏族の男の目を抉った。
Side 少女
浅い。心眼がそう教えてくれる。ゆえに得物を構え前へ出た。
チャンスはもう無い。怯んだ隙に止めを刺そうとする。
「小ざかしいわ小娘!!!」
あ、やばい、そう思って得物を受け流すように大剣の軌道を変えようとする。
「っぐぅ・・・ ・・・!」
直撃は避けるが反動で手がしびれる。使っている得物もすでに2回攻撃に使ってボロボロである。
おそらく次で壊れる。そうすると憑依でなんとかごまかしていた体運びも解除されて絶対アウト。
だが屈すわけにもいかない。だから、
「くるか忌み子。」
左足を前に出して半身を向けるように立つ。右手でナイフを引くように相手に向ける。
左手は攻撃を防げるように盾として晒す。おそらく無意味だろうけど。
「その意気や良し、されど未熟。今度こそ終わりだ。」
「終われるかよ・・・ ・・・!」
だから地面をけり後ろへ大きく跳ぶ。そして
「飛べぇ!」
得物を振り上げ無防備な体に対し思いっきりナイフを投擲。
「舐めるな!!」
だがそれも阻まれる。
『どうするのよピンチじゃない。』
うっせぇよ。大体4歳児の体にどうしろと。
もう手立ては無い。実際今のナイフ一本でも頭痛が激しい燃費わりー。
だから諦めるように目を閉じた。
だが続きは来ない。
目を開けてみる。
そこには胸を刀で貫かれた烏族の男がいた。
「き・・さま・・・は・・・・!」
「遅かったか・・・ ・・・。」
メガネをかけた線の細い男ってあれ近衛詠春じゃねぇかよ。
詠春さんステキーキャー!とか言ってみたかったが、
「間に合わなくてごめんね。」
そういって俺を見る目は悲しそうだった。
そしてお母様が・・・ ・・・口調ぬけねぇ・・・ ・・・が呼んだ知り合いって言うのが誰じゃ理解した。
そしてそれと同時に自分の立ち位置、そして妹がだれかわかった。
「始めまして、近衛詠春って言うんだけど君のお母さんの友達でね。」
俺が知ってる原作とは違う。
たしか原作では刹那は里から出ようとしたのを詠春に拾われるんだ。
『貴女の存在で多少なりとも流れが変わったのよ。』
そりゃあそうだ。だけど今の俺は4歳児。
それに相応しい行動をとらないと思うと若干憂鬱がかかった。
「だ、大丈夫かい?!」
心配してくれる。
生前?は心配してくれるような人がいなかったために結構うれしかった。
「大丈夫です。それより家には妹が。」
「なんだって?早く家に戻ろう!っと、その前に。」
と、詠春は湖の方へ向いた。
「君のお父さんとお母さんを弔ってあげないとね。」
悲しそうな笑顔を見せつつそういった。
自分では結構さめた人間だと思ってた。
でも今回は割りと感情的になった。だからだろうか、
「え、あ、大丈夫?」
涙がいつの間にか流れてた。
・
・・
・・・
結局、俺と刹那は詠春が引き取ることになった。俺もそれに依存は無い。
だけど俺は自分の認識を変えたほうがいいのかもしれない。
投影?魔術?チートスゲー!みたいなことは無い。
現実とは非常だって事。
そして命は儚いって事。
だから思った。強くなろうって。
せめて、妹を守れるぐらいには。
プロローグパート2終了っす。
あとプロローグ1,2回で本編始まるよそれでは軽い感想で言われたことに関して返事を。
>主人公上目線で神様腰低すぎ
デスヨネー。あ、いや、でもそうしないと転生能力付加者はじまんないし・・・ ・・・。
>エミヤとか古い
上で言ったとおりUBWルートクリアしたい気負いで綺麗なエミヤさんが忘れられない。
>テンプレ
デスヨry
出てきた能力や武器や色々の説明
心眼:知識や経験を参照してそのたびにもっとも有効な手段を導くスキル。
心眼Aだと未来視クラスらしい。ここでは参照するていどのC。
投影:武器や道具を想像し、創造魔術。
エミヤの投影よりは燃費が悪いと考えてください。
強化:魔力を通し道具や自身を強化する魔術。使えるのは自身を強化できる程度まで。
ナイフ:顔面刺青、耳に携帯ストラップの彼が使ってたナイフ。
最初の方は大事そうに持ち歩いてるようなやつ。
ただ愛着は無いから憑依経験でもあまりスキルをひきだせなかった。
憑依経験:物に宿る記憶やスキルを憑依させ、使用する。
烏族:形は人だけど鳥っぽい。翼が生えてて出し入れは出来ない。
女神さん:なんかグレた。
さて、今回はこれだけ。次回は時間が若干飛びます。こうご期待!
まぁ、一人でも楽しんで読んでくれる人がいればそれが本当に幸いなんですがね。