胃がん疑い見落とし男性死亡=再検査で発覚、病院ミス認める―大阪
時事通信 9月24日(金)20時30分配信
東大阪市立総合病院の男性医師が、男性患者=当時(82)=に胃がんの可能性があることを示した検査結果を見落とし、2年後に男性が死亡していたことが24日、分かった。病院は医療ミスと認め、遺族に示談金約2300万円を支払うとしている。
病院によると、同市の男性は2006年7月に出血性胃潰瘍(かいよう)と診断され入院した。病理検査で胃の一部ががんである可能性が極めて高いという結果が出たが、消化器内科勤務の20代の男性医師は、コンピューター画面の表示を見落とし、「問題なし」と判断。男性は翌月に退院した。
08年4月に男性が「腹に不快感がある」と再び受診、コンピューター断層撮影装置(CT)の検査で、がん性腹膜炎が見つかった。
過去の記録を見ていた別の医師が見落としに気付き、男性は翌月入院したが、同年12月に胃がんで死亡した。病院は「病理検査の時点で見落とさなければ、何らかの治療ができた可能性もある」としている。
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08年4月に男性が「腹に不快感がある」と再び受診、コンピューター断層撮影装置(CT)の検査で、がん性腹膜炎が見つかった。
過去の記録を見ていた別の医師が見落としに気付き、男性は翌月入院したが、同年12月に胃がんで死亡した。病院は「病理検査の時点で見落とさなければ、何らかの治療ができた可能性もある」としている。
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最終更新:9月24日(金)21時53分
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