「中国に配慮したわけではない」=日本国民への影響重視―那覇地検
2010年9月24日(金)17時50分配信 時事通信
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「中国政府に配慮したというのではないので、その点だけご理解いただきたい」。海上保安庁の巡視船に衝突した中国漁船の船長を処分保留で釈放することを決めた那覇地検の鈴木亨次席検事は24日午後の記者会見でこう強調。「わが国国民への影響や今後の日中関係を考慮すると、これ以上被疑者の身柄拘束を継続し、捜査を続けることは相当でないと判断した」とするコメントを淡々と読み上げた。
日中関係への配慮について、会見で異例の言及をした鈴木次席。理由を問われると、鈴木次席は「言及が適切と判断した」とだけ答えた。
船長に対する今後の任意捜査については、「可能な限り、行わなければならないと思っている」とし、「今後の尖閣諸島付近海域の状況や日中関係の推移などをみて(船長に対する)最終処分を決めたい」と述べた。
日中関係への配慮について、会見で異例の言及をした鈴木次席。理由を問われると、鈴木次席は「言及が適切と判断した」とだけ答えた。
船長に対する今後の任意捜査については、「可能な限り、行わなければならないと思っている」とし、「今後の尖閣諸島付近海域の状況や日中関係の推移などをみて(船長に対する)最終処分を決めたい」と述べた。