検察庁が船長を処分保留のまま釈放することを決めたことについて、海外のメディアも速報で伝えました。
このうちイギリスのBBCテレビは「船長が釈放されることが決まった」と速報で伝えたうえで、日本に駐在する記者が中継で「釈放決定までの間、中国からの圧力が高まっていた」と解説しました。またフランスのAFP通信も釈放の決定を速報するとともに「今回の事件によって中国政府が対抗措置を発動するなど、アジアの大国どうしの関係は、ここ数年で最悪の状態となった」と伝えています。一方、イギリスのロイター通信は、中国の専門家の話として「中国政府は釈放の決定を歓迎し、これが転機となって両国間の緊張は緩和に向かうだろう」と伝えています。