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殺人容疑者と「同姓」の会社、ネットで中傷 被害届提出

2010年9月24日8時35分

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 札幌市中央区の路上で8月下旬、女性2人が相次いで車にはねられ、1人が死亡した事件で、殺人容疑などで逮捕された元会社員外山硬基容疑者(23)と同姓の不動産会社が、「インターネット上の事実無根の書き込みで業務に支障をきたした」として江別署に被害届を出していたことが、21日わかった。同署は偽計業務妨害の疑いで捜査を始めた。

 被害に遭ったのは、江別市上江別西町の外山不動産(外山美喜雄社長)。同署によると、外山容疑者の逮捕後、インターネット上に「実家は外山不動産」などと事実と違う内容が書き込まれ、いやがらせ電話も相次いだという。

 同社によると、逮捕翌日に「容疑者と関係あるのか」などの電話があり、その後、「息子さんが犯した犯罪は重大です」などと非難するメールもきた。「永遠に(騒ぎが)静まることはない」などと脅すような電話もあり、関係を否定しても一方的に責められたという。ネット上に外山社長の顔写真が無断で掲載され、外山容疑者の顔写真と並べて「似てるか」などと比較した書き込みもあった。

 電話は8月末までに約20件に及んだ。同社はネット上に容疑者との関係を否定する書き込みをしたほか、誤解を解くため取引先へファクス3千枚、新聞の折り込み広告20万部を出すなどしたという。

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