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2010年9月23日(木) 19:30 |
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岡大病院が手術支援ロボット導入
岡山大学病院が内視鏡手術用のロボットを導入し、23日報道陣に公開されました。
従来の手術より細かい作業をすることが可能で、岡山大学病院ではまず前立腺がんの手術に使用する方針です。 岡山大学病院が導入したアメリカ製の内視鏡手術用ロボットダ・ビンチSは、日本では現在全国の病院で10台以上導入されています。 ロボットを使用した手術は、従来の手術より精密な動きが可能で、開腹手術より出血が大幅に抑えられるといいます。 また、これまでの内視鏡手術で使われる器具と比べても、ダビンチSのロボットアームの先端はあらゆる方向に動く関節を備えていて、より複雑で細やかな作業が可能です。 ロボットアームを遠隔操作する医師が覗くモニターには、右目と左目でそれぞれ別の画像が映し出されています。 そうすることで立体的な画像情報を得ることができ、平面的な画像を見ながら行う従来の内視鏡手術に比べより正確な作業が可能です。 岡山大学病院では来月以降に前立腺がんのロボット手術が実施される予定ですが、先進国アメリカでは前立腺がんに対する手術のおよそ75%がこのシステムを使用して行われています。 岡山大学病院ではこの手術用ロボットを今後、前立腺がんに対する手術だけでなく様々な分野の手術に応用していきたいと話しています。
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