2010年9月24日10時57分
【ニューヨーク=村山祐介】中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相は23日、国連総会で一般演説をし、国家主権や領土保全をめぐっては「屈服も妥協もしない」と表明した。尖閣諸島沖や南シナ海などで周辺国と緊張が高まる中、譲らない姿勢を国際社会に宣言した形だ。
温首相は「真の中国を知るということ」と題して演説し、経済発展を通じて平和に貢献する姿勢を強調。強国になるとともに覇権を目指す道筋は「決してたどらない」と中国脅威論の一掃に努めた。その一方で「友好を重んじるとともに原則にもこだわる」とし、台湾やチベット、最近では南シナ海なども示唆する「核心的利益」は「断固として守る」と強調した。