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「助けて」中国でフジタ社員ら4人拘束

 日本人4人が中国河北省内の軍事管理区域に許可なく侵入、録画した疑いで中国当局に取り調べを受けている問題で、北京の日本大使館は24日、4人が河北省石家荘市内で20日に拘束されたことを明らかにした。中国側が23日に通報してきたという。尖閣諸島付近で起きた海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事件で、船長逮捕に反発する中国側が次々と対抗措置を打ち出す中で、解決が長期化する可能性がある。

 外務省によると、4人は日本の建設会社フジタの関係者。同社によると、日本から出張した男性2人と、中国の現地法人の男性2人と連絡が取れなくなっており、社員の1人から21日、「助けてくれ」と同僚にメールが届いた。

 4人は20日から河北省入り。4人が身柄拘束されているかどうかについてフジタは「分からない」としている。

 日中関係筋によると、遺棄化学兵器関連事業の入札に参加するため下見に訪れ、今週前半に取り調べを受けた。録画は事業の現場を確認する目的だったとみられる。4人は事業を担当する内閣府の遺棄化学兵器処理担当室や北京の日本大使館、中国政府に連絡していなかったという。

 中国は「軍事施設保護法」などにより軍事管理区域での行動を厳しく規制。旅行者がうっかり撮影して拘束されることもある。ただ旅行者の場合、拘束されてもカメラなどの記録媒体を押収されて罰金を支払い、当日中に釈放されることがほとんどだという。

 日本大使館は「中国政府からの通報では軍事施設保護に関連する法規違反とのことで、日本としては尖閣諸島をめぐる一連の動きとは関係ないと考える」としている。(共同)

 [2010年9月24日11時33分]


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