アイドルグループ・AKB48が21日、東京・日本武道館で19枚目のシングル(タイトル未定、12月8日発売)の選抜メンバー16人を決める「じゃんけん大会」を行い、内田眞由美(16)が6連勝で頂点に立ち、初の選抜入りとセンターを獲得した。過去、全シングルで選抜メンバー入りしていた高橋みなみ(19)やグループ内人気投票・選抜総選挙1位の大島優子(21)ら“常連組”は脱落。研究生4人を含む51人によるトーナメントを、運だけで勝ち抜いた16人がデビュー5周年のアニバーサリー曲を盛り上げる。
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AKBのデビュー5周年ソングとなる19枚目のシングル。選抜メンバー16人を選ぶためのじゃんけん大会は、完全に運任せの幸運対決だった。「完全なガチ勝負」を掲げた総合プロデューサー・秋元康氏の思惑通りトーナメントは大波乱の展開となった。
ベスト16中8人が初の選抜入り。音楽番組に出演できる上位12人には、選抜常連組からは小嶋陽菜(22)だけが残留した。選抜入りも上位12人から漏れた前田敦子(19)は「過労によりダウンした」(関係者)と、イベント終了後のフォトセッションに姿がなかった。“落選”のショックも加わったのだろうか。
決勝戦はともに選抜入り経験のない内田と石田晴香(16)の“新星対決”。内田は破竹の6連勝を飾ると、目をまっ赤にして頂点の味をかみしめた。
初戦から選抜総選挙1位の大島やライブでMCを担当する高橋ら選抜常連組が敗退。1回戦で同じ事務所の大島を下した指原莉乃(17)が勝った瞬間、申し訳なさからファンに向かって泣きながら土下座する場面もあった。
一躍、幸運を射止めた内田は「選抜にも(シングルのB面を歌う)アンダーガールズにもなったことがないのに、みんなが応援してくれたおかげで1番になることができました」と声を詰まらせた。敗れた大島は「(内田は)下克上を宣言して、有言実行してくれた。センターを全うしてね」とエールを送っていた。
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