本紙を手に笑顔を見せる内山高志＝東京都のワタナベジム（撮影・持木克友）
ボクシングのＷＢＡ世界Ｓフェザー級王者・内山高志（３０）＝ワタナベ＝が２１日、東京・五反田のワタナベジムで一夜明け会見を行い、海外でのＶ３戦も辞さない構えを見せた。２０日に２度目の防衛を果たし、Ｖ３戦は同級暫定王者ホルヘ・ソリス（メキシコ）との王座統一戦が濃厚で、敵地メキシコか米国で開催される可能性もある。
アマチュア時代、韓国やタイなど７カ国で試合経験を持つ内山は、「日本でやるに越したことはないけど、決まればどこでもやる」と言い切った。ワタナベジムに所属する富樫直美が１０月２日にメキシコで世界戦を行う予定で、渡辺均会長が帯同する。「会長に衛生面や空気のことを見てきてほしい」とメキシコでの試合も想定し、会長に偵察を依頼した。
(２０１０年９月２１日)