混合ダブルス1回戦 タイのペアに敗れた池田(左)、潮田組=東京体育館
「バドミントン・ヨネックスOPジャパン第2日」(22日、東京体育館)
混合ダブルス1回戦に世界ランク22位の池田信太郎(29)、潮田玲子(26)=日本ユニシス=の“イケシオペア”が出場。05年の覇者で同11位のスッケー・プラパカモル、サラリー・トゥントーンカム(タイ)組にフルセットの末敗れた。世界トップクラスに大善戦。2年連続初戦敗退も、収穫十分の敗戦。男子シングルスの佐々木翔(トナミ運輸)が世界選手権銀メダルのタウフィク・ヒダヤト(インドネシア)を2‐1で破る金星を挙げて2回戦に進んだ。
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大熱戦に会場が沸いた。最終第3ゲーム、土壇場で18‐18。ここからの3連続失点で、大歓声はため息に変わった。イケシオが初戦で敗れた。
「悔しい思いでいっぱい。18オールから勝ち切れなかった」と潮田。池田も「勝ち切れる力がないなと思った」。そろって勝負弱さを口にした。
結成3カ月で迎えた昨年の同大会は「怖かった」という潮田が、この日は「良かった点は男子の球(シャトル)をレシーブできたところ」と1年分の成長を実感。「私がレシーブから前に出て決められれば。練習していきたい」。明確な課題が分かったことも収穫。
池田は「この大会で優勝経験もある相手にいい試合ができた。自信をつけて今後の試合に弾みをつけたい」とキッパリ。成長途上の2人は、敗戦を糧に進化の道を模索する。
(2010年9月22日)