受託収賄罪などで実刑判決が確定し、衆院議員を失職した新党大地の鈴木宗男代表(62)が23日、札幌市内で党集会を開いた。集会では、党の命名者でもある歌手、松山千春(54)があいさつに立ち、「収監中に衆院解散・総選挙があった場合」と仮定した上で「(鈴木)代表に『松山が先頭を走ってくれ』と言われた。何かあった時は皆さんと行動を共にしたい」と話し、出馬する意向を示した。
集会ではまた、鈴木氏が収監後の党運営について「どこにいようとも、どんな環境でも私がしっかりやる。もう1度奇跡を起こしたい」と述べ、党代表を続投することを明らかにした。繰り上げ当選する見通しの浅野貴博氏が党代表代行に就任することも発表した。
鈴木代表によると、10月中旬に人間ドックに入り、結果が判明するまで約2週間かかる見通し。収監の時期については「早くて11月初旬になりそうだ」と述べた。