中日、球団新12度目のサヨナラ勝ち!きょうにもM
9回中日1死満塁、一ゴロを放った堂上剛(中央)と、打球を処理するブラゼル(手前)。サヨナラの本塁悪送球となる |
<中日1−0阪神>大事な大事な白星が、思わぬ形で降ってきた。0−0の9回1死満塁。藤川のフォークに泳がされた堂上剛の当たりを一塁・ブラゼルがホームへ大暴投。球団新記録の12度目のサヨナラ勝ちを飾り、きょう23日にもマジック2か3が点灯する。
「追い込まれていたから、とにかくバットに当てて三振だけはしないようにと思っていた。最後は神頼みです」
何が起こったのかわからないまま、ナインの手荒い祝福を受けた堂上剛が照れ笑いを浮かべた。もう、どんなに格好悪くても構わない。阪神をがけっぷちに追い込む1勝は、落合竜らしい粘りと勝負強さでもぎとった。
「よく持ちこたえてくれました。ウチ向きの展開といえば展開だけど、(8回まで)勝てる要素がなかった」
落合監督が珍しくホッとしたような表情を浮かべたのも無理はない。阪神の久保の前にほとんどチャンスをつくれず、味方はピンチの連続。それでも、先発・山井が失点だけは許さず、絶妙のタイミングで浅尾にスイッチした。
これでナゴヤドームの阪神戦は10勝1敗。きょうの第3戦で虎の息の根を止め、4年ぶりのVへ突っ走る。
試合結果
[ 2010年9月23日付 ]
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