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最終更新:2010年9月23日(木) 13時42分

ユダヤ人入植者がパレスチナ人に発砲

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 イスラエルが占領・併合している東エルサレムで22日、ユダヤ人入植者の警備員がパレスチナ人に発砲し1人が死亡しました。現地では衝突が拡大していて、和平交渉への影響が懸念されます。

 発砲があったのは、東エルサレムのアラブ人居住区シルワンで、ユダヤ人入植者の警備員がパレスチナ人の集団に発砲し、男性1人が死亡、2人がけがをしました。

 イスラエル警察によりますと、この警備員は「パレスチナ人の集団が投石してきたため発砲した」と主張しているということです。その後、現場ではパレスチナ人がイスラエルの警官に投石し、警官が催涙弾で応戦するなど衝突が拡大しました。

 ユダヤ人入植地を巡っては、入植活動凍結の継続を求めるパレスチナ側と、入植の再開を検討しているイスラエル側との直接和平交渉は難航していて、今回の事件の影響が懸念されます。(23日12:31)

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