“スズメバチ”ハンターに密着
“スズメバチ”ハンターに密着 09/23 19:18

例年、9月と10月はスズメバチの動きが活発になり、刺される被害が相次ぎます。

スズメバチの駆除を無料で請け負う福岡の“スズメバチ"ハンターをカメラが追いました。

刺されたら命を落とす事もあるスズメバチ。

秋はスズメバチが、最も活発に活動する時期です。

スズメバチの駆除を始めて40年以上になる松永繁利さん。

依頼があれば、仲間と3人でどこへでも駆けつけます。

まずは、スズメバチの巣を見つけるため、大好物のバッタでおびきよせます。

食べるのに夢中になっている間に目印を結び付けます。

このハチが、巣に戻る事を願って追跡します。

松永さんは、手作りの防護服で駆除に向かいます。

スズメバチに刺されないように防護服を借りて、撮影に挑みます。

久山町でミツバチを飼っている矢部勝さんにとって、スズメバチは悩みの種です。

このミツバチは、スズメバチがかみ殺したそうです。

矢部さんは、ミツバチが襲われないように、3か所ある飼育場所を何度もみてまわります。

スズメバチが来たら、こうして一匹ずつ踏み殺します。

困り果てた矢部さんは、松永さんに相談、ミツバチの飼育場所の近くで、巣が見つかりました。

早速、駆除にとりかかります。

わずか、10分で巣を取り除きました。

辛い作業を耐えられる理由はこれ。

とれたてのハチの子料理です。

スズメバチは黒など濃い色に反応します。

出くわしたときは、ハチの視覚を刺激しないよう、手で払うなどせず、後ろに逃げるのが良いということです。

取材した丸本カメラマンは、「カメラが黒いため自分の方ばかりスズメバチが襲ってきて怖かった。もう二度と行きたくない」と話していました。