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2010年9月19日 (日)

極真会の方からのメッセージで考えた事(数見氏・岩崎氏・宇城先生・心道流の動画より)

 極真会の方からのメッセージで、多くの極真門下生が心道流に入門している事実を知りました。
 詳しい事は話さない約束をしたので、細かい事は言いません。

 私は、てっきり数見氏と岩崎氏のお二人だけだろうと思ってました。やっぱり沖縄は田舎です。情報が、全然、伝わってきません。
 流派が違うので、当たり前かもしれませんが、それにしても驚きました。

 
 入門した人達がみんな極真のローキックを捨てているという噂も聞きました。 
 本当なんでしょうか。

 数見氏のローキックはフランシスコフィリヨの前進を止めるほどの威力がありました。 岩崎氏のローキックの威力は、黒澤選手に決して負けていません。
 それほどの破壊力がありました。

  

  

 

  

 すごく勿体ない気がします。
 そんなに極端に変えなくてもいいのではないかと思います。 
 

 本州では、ある流派に入門すると、その流派の技術以外は使ってはいけないような雰囲気があるのでしょうか。
 もっとも本州と言っても広いですから、すべて同じという事はないと思うのですが、それにしても積み重ねてきた技術をすべて捨てるような事は、必要ないと思います。
 
 
 心道流とは関係ないですが、あちこちからの噂です。

 極真史上最強と言われた黒澤選手が、高重量でのトレーニングを、現在は、全く行っていないという話を聞きました。
 顔面攻撃を含めてもあの強力なローキックは有効です。貴重な技を自ら捨てる必要は全くないと思います。

 

 

 1990年代にグレーシー柔術が出現しました。

 当時、大道塾の王者が、ホイス・グレーシーに為す術なく敗れしまいした。

 

 

 更に、日本の空手家やレスラー等、多くがヒクソン・グレーシーに敗れた事により、フルコン神話があっという間に崩壊しました。

  
 

 フルコン空手の代名詞であった極真空手は、故大山総裁の死とともに分裂しました。
 

 フルコン最強といわれた時代が呆気なく終わってしまいました。
 プライドやK-1によって、キックや総合格闘技に流行が変わりました。
 

 実は、情報化の遅れている沖縄には、未だにフルコン空手神話が根付いています。
 沖縄は空手の盛んな地域だけに、総合格闘技をはじめとして、テコンドー、柔道、柔術、合気道等の他の武道、武術が極端に少ないんです。
 

 また、普通一般の方々には古伝空手、寸止め空手、フルコン空手、総合格闘技も殆ど区別がついていません。極端な言い方ですが、何でもかんでも、全て空手なんです。
 

 実は空手発祥の地である沖縄が、一番遅れてるんです。
 

 殆どの流派が、型稽古はすり足で、腰をねじらずに行っているのに、組手になると寸止めやフルコン空手で跳びはねたり、腰を捻る系の動きに変化します。

 型稽古は古伝的な稽古をしていて、組手になると突然、キックボクシングの動きになる事に矛盾の一つも感じていない流派ばかりです。要するにそういう人ばかりです。          

 この事は、各流派の指導者がその矛盾に気がついていない事を証明してるんです。
 

 普段の型稽古の意味が全く活用されていません。その矛盾にさえも気づいていません。
 もちろん、ごく僅かに本部御殿手のような本物も残っています。
 
 

 最近は、逆に本州の方が先を行っているように思います。

 

 話が完全に逸れました。
 技術的な問題ですが、極真で培ってきた技を捨てる事は全くないと思います。

 

 確かに、古伝空手の諸流派(心道流を含めてですが、)で伝承されている「相手に入る技法」が困難な事はよくわかります。
 新たな稽古のために、気持ちを思い切って切り替える、未練を捨てるという決心は必要かもしれないかもしれません。

 

 けれど、それは気持ちの問題だけでいいと思います。
 

 これまでの努力で得た知識や技術も財産です。
 長い間、積み重ねた技を捨てなくとも、その上に新たな努力による知識や技術を積み重ねていけば良いのでは?と思います。
 

 私個人は、全てを捨てる必要は無いと思います。  何より効果的な技を捨てる事は勿体ないです。
 

 岩崎氏の言っている事はよく理解できるのですが、あれほどの威力のある中段突きや下段回し蹴り・上段回し蹴りを捨てるのは、個人的には反対です。

 

  

 岩崎氏の上の動画の言葉通りでいいと思います。

 過去のものを無駄にする必要は無いはずです。

 生涯をかけて、やっていくものですから、あせらずとも良いのではないでしょうか。
 

 新しい技法の修得が難しい事は、動画の中の心道流のお弟子さん達の様子からもわかります。
 
 

  

 
 困難な事は充分理解できます。
 

 ですが、宇城先生ご自身もローキックや足払いを使われている様子があります。
 

 「入る技法」ができれば、その技法の上に、これまで修得してきたローキックや他の技法を重ねていけばいいのではと思います。

 

 

 

 

 古伝空手といっても原理原則を理解して、その上に近代の技法を重ねていく事は、全く悪い事だとは思いません。
 

 もちろん、いきなりローキックをする癖がある人は、相手が刃物を一本持っているだけで、自ら危険な状況を作り出してしまいます。
 

 ですが、上の動画で宇城先生が行っているように、すれ違うように出す方法、一度「入る技法」から相手の動きを止めての下段回し蹴りは非常に効果的です。
 
 

 時と場合に応じる事で、これまでフルコン空手で培ってきた技法も充分に活用できるのですから、何もかもすべて切り替える必要な無いと思います。

 

※追記「以前、悪く言った在日朝鮮の方へ」

 コメントの内容読んだけど、僕はもうあなたに何も言うことはないよ。
 在日の人達の気持ちをのせてあるブログは、アクセスが増えてるので、いろんな人に知ってもらう良い機会だと思った。

 あちこち電話するとか、中村先生の事情を調べるみたいなことを言ってるけど、全部、あんたの好きなようにしていいよ。

 どこで、だれに僕の悪口を言っても、全部、文句は言わない。
 全部、OKです。気のすむだけ、何でもやっていいです。
 以前、いろいろ言ってたことは、もうどうでもいいし、僕の方が悪かったです。

 どんなに非難されても、絶対にあなたの悪口はいいません。
気のすむようにしてください。
 あなたの言う事は正しいよ。

 僕は師範状をもらった以外に何の実績もないよ。
 
 悲しい事に沖縄でも本部御殿手の故上原清吉先生よりもフルコンタクト空手優勝者の方が、上のようにみられています。
 せっかく、沖縄の600年の古伝空手の歴史があるのに。
 

 貴重な技法が眠りについている状態です。

 勿体ないんです。それを再現しようともがいている状態なんでね。
 その程度ですよ。

 前に「沖縄に来い」とか、「ナイフかしてやるから、片腕で相手してやる」なんて言ってたけど、あなたの言う通り一道場を任されている師範の言葉じゃないです。
 

 最低だったと反省ですよ。

 だから、何でも気のすむようにしていいです。
 

 今後、あなたの事を絶対に悪く言ったりはしません。

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