2010年9月24日0時55分
【北京=峯村健司】新華社通信は23日夜、中国河北省石家荘市の国家安全機関が、同省の軍事管理区域に侵入し、違法に軍事施設をビデオ撮影していたとして、日本人4人を取り調べていると報じた。詳しい容疑は明らかにしていない。
新華社は、取り調べを受けている日本人のうちの1人の氏名は「高橋定」としているが、4人の職業や性別は不明だ。過去に日本大使館の駐在武官が軍事管理区域に入ったとして拘束された事件があったが、日中関係筋は今回は「大使館員や日本政府の職員ではないようだ」としている。北京の日本大使館は事実関係の確認を急いでいる。