依存症脱却アピールでパレード 都内で約200人薬物やアルコール、ギャンブルなどの依存症、そううつ病などに悩む人が回復のために取り組む姿をアピールし、症状への偏見、誤解をなくすよう訴える「リカバリー・パレード 回復の祭典」が23日、東京であり、約200人が行進した。 依存症の自助グループや家族の会メンバー、既に症状を克服した人も参加。新宿区の都庁前を出発し、約3キロを約1時間かけて進んだ。時折、激しい雨が降る中、沿道の人に手を振ったり、音楽に合わせて琉球太鼓やベリーダンスを披露したりと、思い思いに“回復の喜び”を表現した。 自身もアルコール依存症から回復したパレード準備委員会の笹井健次委員長(47)は「依存症や心の病は治療すれば治るが、世間の理解は進んでいない。この運動を大きく育て、何年かかっても無知や偏見を取り除きたい」と話している。 【共同通信】
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