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鈴木健太 (HIPHOP.MC)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鈴木健太 a.k.aケンタS
基本情報
別名 b-boyken
出身地 日本の旗千葉県千葉市
ジャンル ヒップホップ
職業 ヒップホップMC
担当楽器 ラップ
活動期間 1990年 - 2007年
レーベル ワーナーミュージック・ジャパン
共同作業者 DJ OASIS K DUB SHINE
影響 K DUB SHINE キングギドラ
公式サイト

鈴木健太 a.k.aケンタS

THE KING OF TOKYO

鈴木健太 a.k.aケンタS(スズキケンタエーケーエーケンタエス)は、日本ヒップホップMC千葉県千葉市出身。2007年9月27日死去。

目次

[編集] 略歴

K DUB SHINEにあこがれてラップを始める。[1]2004年長崎県佐世保市で発生した小6女児殺害事件について中学時代に作文を書き、それがきっかけとなって2006年に「今の世の中」を作詞しアカペラでラップをおこなっていた。[2]そのラップを偶然聞いたK DUB SHINEがその内容に感銘を受け共同で楽曲製作することとなる。iTunes Storeデビュー曲「今の世の中」が初公開された後、[3][4]K DUB SHINE、宇多丸CRAZY KENらとの連名でワーナーミュージック・ジャパンよりCDアルバムを発売しメジャーデビュー[5][6] 発表直後、犯罪撲滅を願う内容のラップが新聞テレビ等の各メディアで注目されとりあげられた。

[編集] 人物・ラップスタイル

社会派ラッパー。特に少年犯罪に関するラップが多く、被害者だけが名前と顔を公表され加害者は守られるという少年犯罪報道のあり方や現代の資本主義に疑問を投げかた[7]「今の世の中」は幻のメッセージソングと言われている。[8]ラップスタイルはケンスタ[9]でその流れるようなフロウ[10]はK DUB SHINEも誉めている。 またキングギドラのDJでアルバムの共同制作者であるDJ OASISは「この子が残してくれた物これは、今後の俺達、そして今後のギドラ[11]、これからのHIPHOPにとって重要な存在、重要な出来事、そして俺達(音楽で世の中を変えようと思ってる人間)が今後どう動くか?HIPHOPの本質とは、なにか?それを見直したり、考えたりする、とても重要な機会を与えてくた。健太君の歌詞、健太君の運命それが俺達をどれだけ動かし、意識を変えてくれたか伝えたいけど、伝えられないのがくやしい今までは、ギドラやKDUBがこの子の意識を変えたり大きな力になって来た訳だけれども、今は、逆。健太君のメッセージが俺達を動かす。17歳の少年の言ったことや、命をかけた行動を見た時俺達みたいな、彼の倍の年月生きて来た間の意識が変わる。それが、HIPHOPじゃないですか?HIPHOPって何ですか?」と語ったのち「確実、今健太君は、俺より大きい存在です。とても大きな力をくれました。」と絶賛した。[12]中高生時代に自宅のラジカセでラップを録音し練習をしていた。[13][14]

[編集] ディスコグラフィー

アルバム

  1. 自主規制(ワーナーミュージック・ジャパン)2010年1月27日発売
    1. 新しい時代へ
    2. マニフェスト(オレなら)
    3. 自主規制
    4. ソンはしないから聞いときな
    5. セイブザチルドレン
    6. マキシマムリスペクト
    7. 大人の責任
    8. ブレインストーム
    9. 頭脳旅行
    10. 天下の回りモン
    11. その時
    12. 目撃者
    13. 凶気の桜
    14. 今の世の中 feat.ケンタS
  2. 今の世の中
    1. 今の世の中 feat.ケンタS
    2. 今の世の中-オリジナル
    3. 今の世の中-REMIX-大和尊桜
    4. 今の世の中-a cappella version
    5. 今の世の中-Original

iTunes Store

  1. 今の世の中 feat.ケンタS

カセットシングル

  1. 今の世の中-オリジナル

ネット配信シングル

  1. 今の世の中-REMIX-大和尊桜
  2. 今の世の中-a cappella version
  3. 今の世の中-Original

[編集] 交友関係

派閥闘争や過度な競争は嫌いで平和主義者である。そのため友好的なミュージシャンは社会派ラッパーやDJが多い。特にK DUB SHINE、宇多丸、CRAZY KEN、DJ OASISとは共同制作でCDアルバムを出している。

また、ケンタSという名前はK DUB SHINEが考えた。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 健太さんがあこがれていたヒップホップグループ「キングギドラ」のリーダー、Kダブ シャインこと各務貢太さん 2009年8月1日 共同通信社
  2. ^ 健太さんの歌詞は、2004年に長崎県佐世保市で発生した小6女児殺害事件について書いた中学時代の作文がきっかけ 2008年12月24日 8時0分配信 スポーツ報知
  3. ^ 最初の1週間は「今週のシングル」のコーナーで公開され、無料でダウンロードできた。
  4. ^ 鈴木健太さんのラップをiTunesStoreで公開「今の世の中」2010年 共同通信
  5. ^ 犯罪撲滅願う17歳の歌声CDに 2010年01月27日 06:01 共同通信社
  6. ^ 自主規制: K ダブ シャイン,ケンタS、宇多丸、CRAZY KENほか
  7. ^ サビの部分では「今の世の中 本気で変えなきゃダメだろう」と繰り返している。
  8. ^ 鈴木健太さんの詞の要約 のメッセージソング発見 2008年12月23日 17:45 共同通信
  9. ^ 早口言葉のように聞こえるスタイルのこと
  10. ^ ラップの手法。ラップの節回し、節の上げ下げのなど。多くの場合、メロディに乗せた歌の部分を指す。拡大解釈され、ラップの個性など。「彼のフロウは真似できない」など。
  11. ^ キングギドラのこと。
  12. ^ DJOASIS 公式ブログ 自主規制なし
  13. ^ 幻のメッセージソング
  14. ^ 犯罪撲滅を願う自作のラップソングを録音したカセットテープが見つかった。2008年12月24日 00:51 共同通信

[編集] 外部リンク

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