2010年09月23日

【蝶の様に花の様に】シリーズ参加者の皆様へ

まず、皆様へ。
私の意図とは逆に美鈴を悲しませる結果となってしまった事
深くお詫びさせて頂きます。まことに申し訳ありませんでした。

運命予報に頼れず、考える時間もプレイングの文字数も少ない中で
限られた情報の中、一人で精一杯頑張りましたが、力が及びませんでした。
今となっては、私のどんな弁明も、皆様には言い訳としか映らないかもしれません。

私としては、美鈴が私の事を信頼してくれたと思い、その信頼に命がけで
応えるべく「神将に一人で会いに行く」という勇気のいる決断をしたつもりでした。
それが、あのような不本意な結果となってしまった事に、私も深く傷ついております。

私があの場から逃走したのは、背後のプレイングによるものではなく、
マスターの裁量による判定の結果です。
私個人は、あの場から強引にでも連れ去られる事を望んでいました。

ただ、こういう結果になった以上、事実として受け止めて
後で振り返った時「あの時、あの選択をして良かった」と思えるように
前向きに努力して行きたいと思います。
仮に上手く潜入できたとしても、私一人の力でできる事は限られていますし、
なにより、美鈴をだましてメガリスのありかを突き止めるような事を、
「私の良心が拒んだ」のではないかと…今ではそう解釈しています。

私の願いは、美鈴の心が救われる事です。
断じて、メガリス目当てではありません。

皆様に、気をつけてほしいことが一つあります。
「自分達の常識を、相手に押しつけない」ということです。
これは説明するより、特別行動のリプレイをよく読んで頂ければ、
自然と分かる事だと思います。

これは、意識していないと難しい事です。
常識とは空気のようなもので、私達はしばしばその存在を忘れがちですから。

それと今後、美鈴と親しくなった人は、私と同様の誘いを持ちかけられるかもしれません。
彼女は今の生活に不自由してませんが、自分の孤独を埋めてくれる友達を求めてます。
そして、美鈴にとっての友達とは、結局妖狐の仲間になるのと同じなのかもしれません。
でも、銀誓館を裏切って妖狐の仲間になどなれない。
これは私達にとっても、全く同じことです。
美鈴と友達になる…いつかは銀誓館の仲間に引き入れたい?
皆様はどうお思いでしょうか。
美鈴が妖狐を裏切れないと言っているのも、もしかしたら同じ認識なのかもしれません。

でも私は、敵味方を超えた友情もある事を、彼女に伝えたいです。
私は「フラグが折れた」などとは、少しも考えていません。
本当の友情とは、一度や二度のすれ違いで壊れてしまうようなものではないはずです。

次は、命がけの戦いになるかもしれません。
それでも、私は自分の想いを、まっすぐに伝えていきます。

私の事が許せない、私の事などもう信用できないという方も、いらっしゃるかもしれません。
それでも、私の失敗は今後に向けた教訓として、役立つと思います。

なお、私のアドバイスを参考にするのもしないのも、全く皆様の自由です。
決断はご自身の意志で行って下さい。
周囲の声に流されず、あなた自身が何をどうしたいのかを、明確にして下さい。

それでは、美鈴の事、よろしくお願いいたします。
posted by 梨花 at 19:41| 神奈川 雨| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【蝶の様に花の様に】夜の蝶 〜耳打ちされた言葉

楊・梨花(仙眼道士・b03763) 様

 いつもTW2「シルバーレイン」にご参加いただき、ありがとうございます。

 本日公開された、【蝶の様に花の様に】夜の蝶 のリプレイにおいて、楊・梨花様だけが確認できた情報が発生しました。
 情報については、以下の内容を確認して下さい。

==========================
「私の予想ですが、メガリス『封神台』に魂を封じて不死身になった者。それが神将では? 不死身という反則的な力はメガリスによるものとしか思えません。現在の所有者が妖狐なので、妖狐には逆らえないのでしょうか?」
 この自分の説明は正鵠を射ていたのだろう。
 美鈴は自分を見つめて頷くと、ひどく感心したように言葉を紡いだのだ。
「ふーん……梨花姉ちゃんは凄い勉強してるんだね。そんなに知りたかったら一緒に来る? 一緒に来たら見せてあげるよ」
 これは、魅力的な提案……なのだろうか。
 それとも、破滅の罠か。
 他の能力者達が見守る中、美鈴は自分の耳に口を寄せてひそかに耳打ちをしてくる。
 周囲の仲間達の視線が気になるが、今は、美鈴の言葉に全霊を集中させる。
(「何を……?」)

「(明日の深夜24時、この場所に1人だけでおいで。そしたら連れて行ってあげるよ。封神台の場所にね)」
 誰にも聞こえないように囁く言葉。
 でも、その口調は、どこか楽しそうだった。

「どう?」
 美鈴は無邪気に聞いてくる。
 だが、ここで即答するのは危険過ぎる。
 妖狐の神将が、妖狐のメガリスを見せてくれる……。それは即ち、妖狐組織の重要拠点への案内になるのだから……。
「(明日の24時ということは猶予は1日と少しですね。どうすれば……)」
 美鈴は、逡巡する自分の様子を面白そうに見つめている。
 そして、
「もし断ったら、梨花姉ちゃんとは絶交だからね!」
 そう最後の一押しをしたあと、ニッと笑うとばいばいと手を振った。
「またね!」
 それは、明日の深夜24時にまた会おうという約束の言葉に聞こえた……。
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 以上の情報を踏まえ、今回の件に関して、楊・梨花様がなんらかの行動を起こす場合については、9月1日の23時59分までに、以下の方法で連絡を行って下さい。
 9月1日の23時59分までに返答が連絡が確認されなかった場合は、約束の場所に出向かなかったという判定になります。

<連絡方法>
 シルバーレインのお問い合わせページ『http://t-walker.jp/sr/html/support.htm』から、■お問い合わせ内容『その他の質問』を選択して、以下の内容で、問い合わせを送って下さい。

=========================
【特別行動の行動内容連絡】

【蝶の様に花の様に】夜の蝶 〜耳打ちされた言葉 に対する、楊・梨花(仙眼道士・b03763)の行動は、以下になります。
『行動内容(100文字以内)』
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 行動内容の連絡が確認された場合、その行動の結果を改めて通知させて頂きます。
 選択した行動内容によっては『キャラクターが行方不明』となる場合もありますので、ご了承下さい。

 それでは、今後ともTW2「シルバーレイン」をよろしくお願いします。

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●シルバーレイン 公式ホームページ
http://t-walker.jp/sr/

●運営 株式会社トミーウォーカー
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●お問い合わせフォーム
http://t-walker.jp/sr/html/support.htm
posted by 梨花 at 11:54| 神奈川 曇り| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【蝶の様に花の様に】夜の蝶 〜耳打ちされた言葉 結果

楊・梨花(仙眼道士・b03763) 様

 いつもTW2「シルバーレイン」にご参加いただき、ありがとうございます。

 本日公開された、【蝶の様に花の様に】夜の蝶 〜耳打ちされた言葉 に対する特別行動結果をお知らせします。
 行動結果については、以下の文章を確認して下さい。

●楊・梨花(仙眼道士・b03763)の特別行動
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『万一に備え、事情説明の手紙を残して一人で行きます。
私と美鈴は友達ですから、約束は守ります。
私に封神台の場所を教えるという事は、銀誓館にあれを奪って
もらって、妖狐の支配から解放して欲しいのでしょうか?』
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●深夜の邂逅
「やっぱり来てくれたんだね、梨花姉ちゃん」
 先に待っていたらしい美鈴は、にっこりと楊・梨花(仙眼道士・b03763)に手
を伸ばした。
「勿論です。私と美鈴は友達ですからね。約束を破るわけが無いでしょう」
 その答えに、美鈴は一層嬉しそうな笑顔をみせた。
「そっか。本当に友達だと思ってくれてるから来てくれたんだよね? なら、もしかして梨花姉ちゃんはこれからずっとめいりんと一緒にいてくれるのかな?」
 美鈴の言動に少し違和感を感じながらも、梨花は相づちを打って答えた。
「えぇ、まぁ、そうなるのかもしれませんね。ところで、私にメガリス『封神台』を見せてくれるという事でしたけど……」
 梨花は思う、自分にメガリス『封神台』を見せてくれるという事は、銀誓館学園にメガリスを奪って欲しいという事だろう……と。
 が、そんな梨花の考えを神将が知るはずもない。美鈴は至って普通の調子で続けた。
「うん、美鈴も約束を守るよ。梨花姉ちゃんが来たら迎えに来てよねって言っといたから、もうすぐ車が来るよ」
 美鈴は、自分だけなら帰るのは簡単なんだけどと、ひとりごちながらそう続けたのだ。
(「妖狐の迎えが来る……?」)

 梨花の困惑を余所に、美鈴は朗らかに今後の生活についての説明を始める。
「梨花姉ちゃんには、しばらくは、妖狐の見張りがつくと思うけど、美鈴の友達だって事がわかったら、自由に動けるようになると思うから心配しないでね。……あんねー、梨花姉ちゃんはポイントだけじゃなくて、たくさん友達を誘ってくれたら嬉しいな。みんな一緒だったら、きっと、楽しく暮らせるよね?」
 輝く瞳が幼い希望を梨花に伝える。
 それは、美鈴の心からの願いであるらしかった。どこかに妖狐の見張りがいるため本当の事が言えないのかも……という疑問を差し挟む余地も無い。
(「確かに、神将達は妖狐組織に支配されている……という程、不自由をしているようには見えないですね。よく考えれば、世界結界以前の暮らししかほぼ知らない美鈴にとって、銀誓館の制約の方が大きく、理解が難しいのも道理。つまり、美鈴にとって、今考え得る幸福は『友達全員と妖狐組織で楽しく暮らす』事になるかも……)」

 そこまで考えた梨花は、しかし、最後の望みをかけて、こう伝えた。
「美鈴には何か目的があるんですよね。それを実現する手助けを私達はできると思うのです」
 その目的は、妖狐組織の中では行えないものの筈……、そう考えた梨花の言葉にも、美鈴は、とびきりの笑顔で答えた。
「うん、ありがとね! 皆が一緒に暮らせて、手伝ってくれたらなってめいりん思うよ!」
 と。

 美鈴は悪人では無い。
 だが、美鈴が生きて暮らしていた時代は世界結界が出来る前の話。
 美鈴は狂気に犯されているわけでは無い。
 でも、美鈴の持つ価値観は世界結界が出来る前のもの。
 たとえば、美鈴が公園で遊ぶ子供達と友達になったとしよう。
 美鈴は友達と仲良く遊ぶことができるし、友達との約束もまもるし、友達のために戦う事も出来る。
 それはつまり、美鈴が公園に行ったときに、子供達が誰かに虐められていたのを見つけた時、その虐めている相手を殺してしまうと言うことではないだろうか。
 この行為は、悪では無い。これは、狂気では無い。
 美鈴にとっては当然の行為なだけだろう。
 妖狐の組織ならば、美鈴の行動は全て肯定されるだろうし、もしかしたらうまく事故処理をして、美鈴の友達に迷惑がかからないように手を尽くしてくれるかもしれない。
 しかし、それは、現代日本……銀誓館学園では許されない行為になる……。

 そこまで考えて、梨花はゆっくりと口を開いた。
「最後に確認です。私に封神台の場所を教えるという事は、銀誓館にあれを奪ってもらって、妖狐の支配から解放して欲しいのでしょうか?」
 梨花の一縷の望みをかけた言葉に、しかし、美鈴は顔を歪めた。
「梨花姉ちゃん、変なの。何を言ってるの?」

 その美鈴の言葉を聞き、梨花は決断した。
「すみませんが、今は美鈴と一緒に行く事はできないようです。今日は、これまでです」
 美鈴に言いたいこと、説明したいことはいろいろある。
 だが、それを理解して貰うには、きっと膨大な時間がかかるだろう。
 今は、妖狐の迎えが来る前に逃げ出すのが先決である。そう考えた梨花は素早く身を翻すと、夜の闇に消え去ったのだった。
「あっ! 梨花姉ちゃ……」
 残されたのは妖狐の神将、秦・美鈴ただ一人。
 うなだれたその姿は夜の駐車場で余計に小さく見えた……。

 暫くしてやってきた妖狐達は、連絡にあった銀誓館学園からの転向者がいない事を確認し、そして、カンカンに怒り出した美鈴に戸惑うことになる。

「絶交だよ。もう、絶対許さないんだから!」
 それは、神将美鈴の一つの誓いであった。


 今回の特別行動の結果、新しい特別行動には繋がりませんでした(行方不明処理も行われませんでした)。
 特別行動は今回で終了となりますので、ご了承下さい。

 また、今後の行動等については、今回のリプレイ結果を踏まえて行って頂けますようにお願いします。

 それでは、今後ともTW2「シルバーレイン」をよろしくお願いします。

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posted by 梨花 at 11:48| 神奈川 曇り| 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする