「パチンコモニターの仕事がある」と偽り誘った女性から現金約1100万円をだまし取るなどしたとして、警視庁捜査2課は22日、練馬区大泉学園町8の無職、堀川健太郎容疑者(28)ら4人を詐欺と恐喝容疑で逮捕した。同様の手口の振り込め詐欺事件は全国で約260件(被害額計2億2500万円)発生しており、同課が関連を調べている。
逮捕容疑は、08年7~9月、携帯電話の懸賞サイトに応募した千葉県内の主婦(48)に「1~2時間パチンコを打ってもらい、アンケートに答えると4万円稼げる仕事がある。出資金580万円が必要だが、用意できるだけのお金を振り込んで」などと、パチンコ台の当たりの確率を調査するアルバイトがあるかのようなうそを付いて計49万円をだまし取り、この後も言いがかりをつけるなどして計約1100万円を振り込ませたとしている。
同課によると、堀川容疑者は「オーナー」と呼ばれ、グループを統括していた。「知りません」などと容疑を否認しているという。【川崎桂吾】
〔都内版〕
毎日新聞 2010年9月23日 地方版