2010年9月23日18時0分
小型バイクは価格が10万〜30万円台と安く、価格競争が激しい。低コストの台湾やタイなどの海外工場で生産し、「逆輸入」することも珍しくない。ヤマハ発動機は、90年代半ばから小型バイクを台湾から輸入しており、06年までに小型バイクをほぼすべて輸入に切り替えた。
ホンダは02年から50ccスクーターの輸入を始め、今では大半が中国製。125ccでも今年3月、タイで生産した完成車の輸入を始めており、小型バイクの多くは輸入品だ。
スズキは小型バイクの国内生産がまだ多いが、一部は台湾から輸入している。
比較的国内生産が多い大型バイクでも、海外からの輸入が増加。川崎重工業は今年8月から、400ccの車種をタイから輸入し始めている。(大畑滋生、西村宏治)