イチロー４打数４安打 「明日は休んでくれ」と敵監督

　21日、対ブルージェイズ戦でマリナーズのイチローが４打数４安打を放ち、200本安打まであと３本とした（９月21日付公式HP）。

　５対３で負けたのはマリナーズだったが、悔しそうに首を横に振ったのはブルージェイズのシト・ガストン監督のほうだった。「イチローは打ちたいところに打っているんじゃないかとほんとに思う。彼はだれもいないところに打つ。すごい選手だ」

　この日、イチローは９回に４本目のヒットを放って、メジャー記録の10年連続200本安打まであと３本としたが、このまま最多安打数も維持すれば７度目となり、タイ・カッブやピート・ローズと肩を並べる。また、内野安打55と複数安打試合63はメジャートップで、連続出場180試合はアメリカンリーグのトップ。

　マリナーズのダレン・ブラウン監督はイチローについて「見ていて楽しい。今日はいい当たりが２本と、いいところに転がったのが２本だった。足があるので、内野の守備にプレッシャーがかかる。うまく打球をさばかなければ、ヒットになってしまう」と述べた。

　ガストン監督はすでに明日の試合のことを考え始めている。特に、イチローをどうやって止めるかが問題だ。「どうしたら彼を打ち取れるのか、どんな攻め方をすればいいのかわからない。明日は休むように伝えてくれ」