昨日、アドビ・システムズ(ADBE)が決算発表しました。下の数字に見られるように決算自体は良かったのですが、来期以降の見通しが引き下げられたので株価は暴落しています。
EPS 予想49¢ 実績54¢
売上高 予想9.85億ドル 実績9.9億ドル
第4四半期(11月期)のガイダンス(=会社側見通し):
EPS 予想53¢ 新ガイダンス51¢(中値)
売上高 予想10億ドル 新ガイダンス9.75億ドル(中値)
アドビは「全てのビジネスは好調だけど、1.米国の教育市場と2.日本の市場が予想より悪かったので今後の見通しを下げた」とコメントしました。
米国の教育市場は不況による公的予算の圧迫が関係していると思われます。
カンファレンス・コールで特に問題視されたのは日本市場の見通しです。
日本のクリエイティブ市場は米国に次ぐ市場であり、アドビにとっても大事なマーケットです。
しかし長引く不況に加えて紙媒体の仕事がネットに移っており、それがクリエイティブな仕事に携わる人たちの収入の途に関して大きな不確実性をもたらしていると思われます。
アドビの現在の主力製品は『CS5』と呼ばれる、Webクリエーターやグラフィック・デザイナーの人が使うプロ用ツールです。
『CS5』は未だリリースされてから2四半期しか経っていない比較的新しい製品であり、この段階で売上モメンタムが鈍化するのは少しガッカリさせられます。
グラフィック・デザイナーやWebクリエーターの仕事は事業規模の小さい事務所も多く、比較的高価な『CS5』にアップグレードするのはかなり苦しいのかも知れません。
アドビは「来年の3月頃に来る、日本の年度末の予算費消に期待したい」とコメントしています。
カンファレンス・コールで特に問題視されたのは日本市場の見通しです。
日本のクリエイティブ市場は米国に次ぐ市場であり、アドビにとっても大事なマーケットです。
しかし長引く不況に加えて紙媒体の仕事がネットに移っており、それがクリエイティブな仕事に携わる人たちの収入の途に関して大きな不確実性をもたらしていると思われます。
アドビの現在の主力製品は『CS5』と呼ばれる、Webクリエーターやグラフィック・デザイナーの人が使うプロ用ツールです。
『CS5』は未だリリースされてから2四半期しか経っていない比較的新しい製品であり、この段階で売上モメンタムが鈍化するのは少しガッカリさせられます。
グラフィック・デザイナーやWebクリエーターの仕事は事業規模の小さい事務所も多く、比較的高価な『CS5』にアップグレードするのはかなり苦しいのかも知れません。
アドビは「来年の3月頃に来る、日本の年度末の予算費消に期待したい」とコメントしています。